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俺が理不尽です  作者: セロリM
ギルド・冒険者編

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閑話 夢みるあの頃 創楽と白夜 3



一理(いちり) 創楽(そうら)


性格:気ままで自由、そして何処か仲間以外には傲慢な部分が見え隠れする天性の王気質な性格



スペック:人類史上類を見ない天災、誰かの為になる天才ではなく、周囲を引っ掻き回し在るだけで絶望の淵へと叩き込む天災、


白夜が尖った天災なら、創楽は万能に近い天災


作った物は悉く、禁忌認定される程


白夜と合作で作るようになってからは、少し禁忌認定がへった、だがそれ以上のヤバイもの認定される物を二人は作りだす事がある。



喋り方:特にこれと言って統一はされてなく、気分で変えたりする。登場初期は普通を意識、次の登場ではムリのあるお嬢様言葉だったがキャラ被りがきっかけで即やめていた。



姿:黄金の髪に灰色のメッシュのようなものが散りばめられている髪型、長さは自由、その時の気分、容姿は若干キツイ顔の美人、胸はスレンダーで腰は安産型



性癖:白夜





まぁ、結局その後も僕は、白くんから離れなかった、なんならストーカーレベルに付きまとった。



「……、どうして。」


「なにがだい。」


「…、いや、まぁいいや。」


寝室にも付きまとった、もちろん風呂にも!



「……また、死にかけてる。」


昔の僕が、腕が捥げ足の骨が剥き出しになり、腹に大穴が空いている白くんに顔を近付け言う。


あぁ、いやだな。


頑張って、頑張って、僕達には知れも出来ないような覚悟で強くなろうとしてる白くんに、(クソガキ)は辛そうな、泣きそうな顔を見せて、止めようとする。


そうすれば、白くんが躊躇してくれると分かっているから。



「…………大丈夫、死なない。」


「………馬鹿のすることだ、いつか死ぬよ。」


昔の自分程、見たくないモノはない。


こんな言葉を、死んでほしくない、死なないでも言えない僕が、死ぬ気で、でも絶対に死なない覚悟をもって強くなろうとする白くんに投げ掛けるな。


なんも知らない(クソガキ)


だから、離された、前までは背中までは見えていたのに、気が付けば僕が人間になっていた。


独りにさせてしまった、同じ化物だった筈の僕が。


唯一の理解者であれた筈の僕が。




場面が切り替わる、離され、それに焦って無理な修行を繰り返した僕が地面に横たわっている。


今回は逆、白くんが僕を覗き込み、僕が白くんを見上げる。


横たわる僕の頭を持ち上げ、白くんは無言で膝に乗せる、そして優しく、修行で乱れた髪を整えるように撫でてくれる。



「………こんな姿、キミには見られたくなかった。」


だが前にああ言った手前、僕は恥辱からか、そう言ってしまった。



「……バカナスビ。」


「…白くん、キミ人を罵倒したことないだろう……」


「…オタンコナス」


「…………」


罵倒とは言えない程、優しい声で白くんは僕に言う、優しく頭を撫でながら。



「……痴女」


「それはちょっと思い当たる節があるからやめてほしい!!」


……ボクハナイヨ。





結局、修行してもしても、僕は白くんに追い付けない、でもその過程で僕は白くんと共に生きられるくらいの時間を得た。


仲は進展しなかったけど、僕に勇気と慢心がなければッッ!!


だって油断してたんだ!!


あの時はこんな変り者、化物の嫁になれるヤツなんて僕以外いないだろうし、好きになるヤツもいないと思ってたんだよッ!!


そう油断してた僕は、白くんに付き回り、悪戯して、時には世紀の研究結果を出したりしながら過ごした。


一番の障害はあのクソジジイくらいだった。



「なぁにぃ!?白夜と風呂に入るだとぉ!?許さんぞ!!儂は許さんぞォ、オオオオオオオオ!!!」


「この孫バカ拗らせたボケ老人、即効あの世におくってやる。」


まぁ、僕は天災だからね、いかにあのクソジジイが”常軌を逸脱した強さ”とは言えど、僕にとっては殴り倒すのに少し時間が掛かる程度だよ。


……その前に香奈恵さんに、あのクソジジイは沈められたけど、……喧嘩両成敗とか言われなくて良かった…。



「げ、元治さまぁ、あああああ!!!ヤムチャしやがって!!」


田之助さんの悲鳴だか分からない声が屋敷に響く。



「では二人とも行きましょうか。」


「ア、ハイ。」


「おれ、風呂くらい一人で入れる、よ?」


「私が一緒に入りたの、ダメかしら…?」


「……ううん。」


「良かった。じゃあ行きましょ?二人とも」


「「はーい。」」


この後、結局僕は思春期男子みたいに白くんの白くんに夢中になっていた。


やはり僕はマセガキだった……。


ちなみに白くんの白くんは昔からデカカッタ。


入るか心配になったもん。




場面が切り替わる


そこには、無数の人の死骸の山



「ふぃー、本家の殺戮完了~」


「反逆者の制圧でしょ、一応。」


「まぁねぇ~、でも僕の家から出た反逆者共だから本家であってない?」


そう言えばあの時、殺した中には僕の産みの親もいたっけ。


まぁ、白くんは優しいから、僕には殺らせないで白くんが殺してくれたんだけど。


僕が実の親になにも思ってないから、あの時はよく分からなかったけど、白くんてば…僕のこと想いすぎだろ!!



あの時は、一理家から出た反逆者共、計一級気術者1000とあとその他を皆殺しにした、僕と白くんの二人で。


まぁ、ちょっとした野外デートだね。




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