禁忌の扉は開かれた
ふぇー、童鬼さん、ドライブ系統のスキル持ちなんだ
説明しよう、ドライブ系統のスキルとはスキル名に"なになに"ドライブと付くスキルのことだ。
え?おれ説明下手すぎか…?
まぁいいや、うん……あれ発動させたなら童鬼さんのステータス的に苦戦はするけど負けはないだろう。
ドライブ系統スキルの効果はステータス増加、またその名前に由来する能力の強化や一時的な能力取得
ステータス増加倍率は”名前の由来にも関係する”けど”破壊”なら相当攻撃特化だろうし、それにドライブ系統の目玉はそのスキルを使ってる時にしか発動出来ないそれ専用の武技、戦技だからなー、あれ結構カッコいいの多いのよ。
それにカッコいいだけじゃなくて、えげつない破壊力もあるしね~。
などとウキウキしながら眺めてたら、後ろから声が聞こえてきた。
「おお、なんぞやあの熊公の魔力が跳ね上がったとおもうたら、あんなスキルを持っていたのかー。」
あはは、盟主さん棒読み過ぎ。
あ、それと
「お疲れ様です」
「ああ、男の娘よどうだった?余の力は」
「ん?凄かったですよ?」
「ふむ、本当にそう思ってるなぁ……」
え…と、そんな疑われても……本当に凄いと思ってますよ?
おれがそう言うも疑惑の視線は止まらない…何故こんな疑われるんだ…
なんて思ってるとさらに2つの声、てかジェシカさんとアリアナさんの声が聞こえてくる
「いけー!大熊~!!」
「あの熊、筋肉膨張してる、化物へジョブチェンジした?」
内容は少々ヒドイが……
ジェシカさんは更にとんでもない言いようだけど、庇護できない……ジェシカさん、ちっぱいって言われたの相当根に持ってるな……ありゃ童鬼さんが悪い…。
そう苦笑いしながら一緒に童鬼さん達の戦闘を眺めてたら横から愛華さんが
どうかなさいましたか?愛華さん?
「ハクヤくんごめんね、次はいつ頃来るかな?出待ちして初動で潰したくてね?」
「なるほど、そうゆうことならお任せを、んー、とあと9分と48秒ですね~」
「おっと、思ったよりゆっくりね…うんハクヤくん、次は私達の番だよね?」
「はい、皆さんそのほうがいいと思ったで、勝手に決めてごめんなさい。」
「ふふ、いいのよ、それじゃあ私達少し此所を離れるわね?」
「はい、皆様ご武運を。」
PALETTEの皆さんは各々の反応を示し、湖へと向かう。
お気を付けて…。
「ふっ、戦女神に武運を願われるなど、戦士としては最高の祝福だな。」
「盟主さん、僕は一応、そうは見えないかも知れませんが一応、男です。」
「うむ、わかっておるよ男の娘だろ?」
「漢字が違うんだよなぁ~…。」
そう話ながら湖の方をみる俺
んーーー、まぁ、おかしな事ではないか…?
そうしてると、盟主さんが話かけてきた。
「汝も疑問に思っているようだな?」
「はい、まぁでもダンジョンですか、そうゆうこともあるかと。」
「ハッ、あの鮫の咆哮や熊公の一撃、余達の攻撃の余波、Sランク二人の武技に晒されながら、無傷の湖がおかしくないと?」
「世の中不思議だらけですから~。」
「……ま、そう言われればそうか。」
───それよか、汝、足にそのおっかないのを乗せておるが痺…疲れんのか……?
───慣れてますから~。
「あの二人何気に仲良しだよね~。」
「嫉妬…?」
「いや、こう盟主が寝とられたと思うと、こう心がぎゅうっと締め付けられて、」
「まさかの告白、同性愛、まあ応援しとく。」
「──興奮するね!?」
「禁忌の扉を開いたか……。」




