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俺が理不尽です  作者: セロリM
ギルド・冒険者編

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補食カウントダウン 終



30階層で(おこな)われた、会議はその後、各自パーティのリーダーがパーティメンバー達に通達する事となった。


童鬼さんは別に言わなくてもいいんじゃないか、どうせ俺は殺りたいしな!


そう言ったが、紫苑さんがこのクエストは当初の想定難易度を越え過ぎている。と判断


ギルドに報告次第、再度このクエストに参加するのか、を決めさせるためにも、現状の情報共有が必要と言い、今は皆それぞれ利益と危険を考えたながら、結論を出す時間となっていた。



………あの、皆さん? 先程ハシが止まってないのですが、本当にちゃんと考えてます……?




ここで一つの誤算、まさかの後2日分の白夜の飯が食えなくなるのでは?と命との秤にかけるとは思ってもみなかった白夜であった。



ちなみに、後に各自が出した結論は、こうだ。




『破壊者の祭り』(ブレイク・フェスタ)



そんな面白そうな戦闘に参加できない?ふざけんな!俺らは意地でもここに残るぞ!!

報酬も当初の10倍だろ!?

こんな旨い話があるかよ!!

戦闘はできる!飯もうめぇ!寝床はなんなら家よりいい!

だからおかわり!!


以上。




『PALETTE』(パレット)



こちらは多数決で決めたようだ、

リーダーの愛華さんは報酬の良さ、そしてランクポイントの入りがいい。そこで迷い、結局は一人でも参加する。と決めたようだ。 賛成票1



山田さんは愛華の姉御が参加するなら、それにレベルの上がり具合も加味し決めたようだ。 賛成票1



真二は反対。だがそれは危険度を見ての反対、あまりにもリスクがありすぎる、そう判断し、仲間の命と金を秤に乗せられない。と、だが仲間が参加するのに、自分が参加しないわけがない。と決め、一応多数決での票は 反対票1



岡村は元が危険承知な上でのクエスト参加、それが今さら難易度が上がったところで、そう思いはしたが、仲間の参加は反対意見だった、だがリーダーは確実に参加する意思を見せている、なら自分が反対する事はない。そう決め 賛成票1



三里は、愛華が参加すると決めた時点で諦め、だが一応反対、三里としては怪我ならばいくらでも自分が治すが死だけは、と思ったが自分が居ない方が死ぬ可能性が上がると判断、最終日戦闘参加を条件にパーティとしての票には反対票をいれ、だが個人での参加はするとゆうことで落ち着いた。 反対票1



そして賛成票が3に反対票は2、パーティとしての方針としても参加を決めた。



以上。




『伏魔殿』(パンデモニウム)



こちらは参加して当然、とも言いたげの表情で相談もなく、参加を決めた。


それぞれの理由は。


余)面白そうな祭り、この余が参加せぬ訳がなかろうて。 それよりこの(余)は少し雑が過ぎんか…?



ジェシカ達と盟主は盟約によって結ばれてる。盟主が参加すると決めた祭りなら、我等も参加して当然、 なによりジェシカには今気になる者が居る。



面白そう!なにより盟主やジェシカちゃんは僕が居なきゃ近接戦はダメダメなんだから!それに、あの二人に仇なすモノは僕が全て殺さなきゃね!



だそうだ。以上。


三パーティの意思によって、全員参加が決められ。


三パーティの出身のギルドもそれを承認した。



このことにより、受付嬢件Aランク冒険者、大島紫苑の報告に元付き、ギルドはAからBランク冒険者を計30名、Sランクを2名追加で応援として寄越すことに決定した。


リーダーは引き続き、土地勘がある大島紫苑に。

副リーダーを三パーティの3人に加え、Sランクの補佐として東ハクヤを、そして追加人員30名の中からギルド職員をしているものを2人、副リーダーに各所役割毎に振り分けるとして、6人の副リーダーが決定された。
















空中に浮く映像を、手を横へスライドし消した紫苑さんが此方へ顔を向ける。


その顔には少しの疲れが見える、やはり常人離れしてるとは言えど、種族の変化には体力をそれなりに使うようだ、なんとか疲れを取って上げれればいいけど、マッサージとかかな? 疲れを取ると言えば


てかいつの間にかおれ副リーダーになってて草。



「大丈夫、では……ないですよね?」


そう俺が訪ね、コクりと頷く紫苑さん。

ここは冗談の一つでも!










──この時、白夜は油断しきっていた、”疲れてるのだから”自分が補食されるとは夢にも思っていななんだ。(それで喰われたの何度目ですか…?)









指をわきわき動かせ、満面の笑みで迫る白夜



「では☆一つマッサージでもいかがですかー?お客さん?」



その冗談だと分かる指の動きに対し、疲れ切っている風を装い、コクりと頷くだけに止める紫苑、その瞳は獲物を確保した補食者のソレだった。


そしてソレに、気が付かない満面の笑みの白夜(バカ)



「……では、すいません、お願いしても…いいですか…?」


「ふふん~☆ お任せあれ!」



紫苑を横にならせ、その上へ股がり、背中のツボを押していく白夜。(感度向上術Lv10以上(パッシブ持ち))


ガバに続くガバをやらかしまくる白夜(ほしょくたいぞう)。もう救いようのない。



「……っ♡、ん……」



ツボを押される度に、色っぽい声をあげる紫苑に、気が付かない白夜、きっとこの程度色っぽい声の内に入らないほどのモノを経験させてる故の鈍りだろう……。


そして白夜のマッサージは確実に紫苑の疲れを取り除き(整体術Lv10以上)、

そして疲れが取れた紫苑は言う。(自分から補食されない要因を取り除くガバ)



───次は私が白夜くんを、マッサージして上げますよ、お礼です。


そう告げる紫苑の言葉を、鵜呑みにした自分の危機に疎い白夜は、それならお願いしますね~、と見事喰われた。(サブタイトル回収)




















地底から響く咀嚼音……無数の死骸の上に座し、光輝くソレは嗤う


大きすぎる巨体を揺らし嗤う


そしてその嗤い声は地震となり、ダンジョン内の生物こ本能を呼び起こす。


今日も歩く、殺し食らい、嗤い、歩く、あのお気に入りの泉を目指してそれは歩く。


逃してあげた獲物をゆっくりと追いかけながら。



瑠璃色の鱗を持つ龍王を、一口貪り嗤う……嗤う。



(サブタイトル回収やっとできました!よかった~)

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