補食カウントダウン 13
出てくるかな?設定集-職業編1
職業、それは恩恵をもたらすもの
主にその職業に関連する"スキル"の取得速度UP&取得可能性の拡張
次に、レベルかけ算をする前の"基礎"ステータスの増加
一礼:拳士なら MP以外が2増加 魔法使いなら MPの大幅UPそれ以外が上がらない など。
そしてこれら職業と呼ばれるもの、仮にここでは"職業"に関連付けて、"職業に就く"と呼称しよう
職業に就くには、条件がある。
それは職業の数だけあり、才能、基礎ステータス、経歴、などによって就くことが出来る職業が決まる。
そのため、職業枠を解放していても、就く職業がない。
とゆうこともある、いやほとんどがそうだ、選べる職業がありすぎて迷う、なんて事は稀である。
-職業編1 終
現在拠点としている29階層、その大部分を占めている、と言っても過言ではない中央に存在する大池。
その大池を塞いでいた、山が、今下から吹き出るレーザーのような水に粉砕された。
土砂を天に巻き上げ、レーザーのような水は暴れまわる、それを鬱陶しげに眺めるのは山の近くにいた二人
ジェシカと白夜だ。
「うわ、土が混じった水とか被りたくね~。」
「同意。」
白夜が手を前に出し指を交差させる、そしてパチン、と指を鳴らすと眩い光と共に
大池の上空に大爆発が起きる。
その大爆発は物を吹き飛ばさないで、破裂する瞬間周囲の物を吸い込み、消し飛ばす。
そのような、性質を持たせ発動した魔法のために、土砂がそれ以上広がることがなかった。
「今のは、火の魔法《大爆熱》?」
「はい、そうですよ。」
微笑み、そう答える白夜、それを疑いの眼差しでみつめるジェシカ。
だが、疑いはあるが、それを追求する術がない、と諦めジェシカは自分も出来ることをしようと行動を開始する。
「もう一度塞ぐ?」
「いえ、どうせ塞ぐなら今度は壊されないようにしたいので、全部片付けてからにしましょうか。」
「わかった。」
そう二人は会話を終わらすと、目の前の大池の大部分を埋める胴体を持つ蛇のようなモンスターを眺めた。
「レベル82、種類:蛇・劣竜、名前はベギラグル、属性は水と氷。」
「(鑑定の魔眼か)了解です、てかこのレベルのヤツが逃げてくるのがこの先にいるのかー、難易度設定間違え過ぎだろ、このクエスト。」
「同意、それより。有効打ある?」
「はい、このレベルなら普通に斬れますよ。」
「(このレベルを?)…お手並み拝見。」
その返答に苦笑いで返す白夜
手伝う気はさらさらないのですね……、と
「(皆もそろそろ来てしまいそうだなぁ、ここはこの大物一体やって後はみんなの経験値にしようか。)では……」
白夜は右腕に魔力を集め、魔力の刃を作る
刃の形状は大鎌、その刃は腕から生えるように。
それを凪ぐように、ゆっくり横へ左から右へと、腕を動かす。
「《暴風の狩り》」
次の瞬間、豪風が周囲を揺らすと、周囲は沈と静まり返り、ゆっくりと大池から伸びていた胴体が大地へ、ズレ堕ち。
大池に残った胴体は、まるで大池に吸い込まれるように水底へ墜ちていく。
「……異常。」
その光景を間近で見ていたジェシカはそう声を漏らすが、白夜は大池の底を覗き込み
「ですね~、さ次が来ますよ。」
そう適当に流すのであった。
それに対して思わず頬が膨れそうになるジェシカだが、次のモンスターがたちまちと昇ってきているのは事実、文句を飲み込み次へと備えるのであった。




