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俺が理不尽です  作者: セロリM
理不尽様のお家問題
24/380

変態共の集会と苦労人

理不尽様でてきます!少しだけ……


式理家本家にてーー

正門前にその六人の姿があった。



「あらぁ?」

「偶然ですね。」



「む?」

「皆様…」


「あらー、こらめずらしこともあるんやなあ」

「せやなぁ」



六人、上から、魔紀和、受難、厳重、飛由、宗太、青葉の六人だ。



「皆今来たところか…」



「そぅですぅねぇーねぇ」



「そやね」


じゃかん何と話していいか分からない三人組と。



「お久しぶりです青葉様、飛由様。」


「やほー受難さん飛由ちゃん」


「はい、皆様お久しぶりです。」


年齢が近い故に仲が良い三人組。



(この三人は空気が…)

(この三人はぁ空気がぁ悪いわぁ…)

(この三人は空気悪いねん…)



性格的に硬い雰囲気な厳重、基本的に緩いが年齢的に軽く話すのを憚れる魔紀和、からかいかたを間違えて地雷を踏んだら消される気しかしない宗太。



「あー、せやそろそろこんな所にたむろっていても仕方がないので、はよ行きましょ?」


「そぅねぇー」


「うむ。」



(話し続かないねんッッ!!)



「ちょちょ!また胸大きくなったとちゃいます?受難さん」


「確かに最近ブラが。」


「もう失礼ですよ!青葉さん!……」


ーチラー

受難の胸をチラ見、そこから飛由自分の中2から成長しなくなった自分の胸をチラ見し。


「……」


「いきなり号泣!?どないしてん!?」


「飛由様大丈夫ですか!?」



心配する二人…オロオロするたびに中3と、高1には見えない揺れるソレ

飛由の表現が厳重以上に消え失せる……




(オイラ向こうの方がイイゾ)




キャラが崩れる宗太無理もない



「「「………」」」



三人共歩きながらさっきから無言これだ……



女三人は姦しく、年長組は無言での歩みが続く。


(きまずッッ!!)



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


歩いて行くとそれなりに人がいる、団体的に固まってる組、仲の良い組、険悪な雰囲気の組、繋がりを作ろうとする組。


そんな中ひときわ開けている場所がある。

その中心にその四人は居た。



「あら?……?凄く落差のある組が来たわね……」

「お、おう俺でもあの組み合わせの中には居たくないな…」

「前の組空気死んでるぞ…奏歌…」

「そうね…蒼夏」



一理創楽、五式連香、五式蒼夏、五式奏歌、の四人だ。



「「「………」」」



「皆様お揃いで。」


「お?お久しぶりーやね!」


「皆様お久しぶりです!」



前衛の三人は救いが現れたとばかりに喜びから、安堵し疲れに変わり。

後ろの三人は久しぶりに会う、四人にさらに表情を明るくする。

なるほどたしかに落差が酷いことになっている。




「こうして、皆が集まるのも何年ぶりか。」

「……」

「ああ。」

「……そやねー」

「本当にぃひさしぃぶりねぇ」







「たのもーーーーーっ!!!て、違った。すみませーーーーーーーーーーん!!自分ッッ!!気道衆が"五"頭!!一ノ関善太郎いちのせぜんたろうと申しますッッ!!」




式理家の中門の前で暑苦しい声が響き渡るーー


その声の内容に驚く者、困惑する者、怯える者に別れた。


驚く者は五頭と言う言葉に驚いたが、そんなに居たのかと言う驚きでは無い、五頭と言ったことに驚いたのだ。

もちろんあんなに若いのにという驚き……



では無い。


気道衆の頭は自分で頭と名乗る事が有っても五頭と名乗る事が無い、何故なら外に居る頭は大体、魔紀和と空席が多いもう一頭ひとかしらしか居ない、今空席に善太郎が座っている形だ。






「…!…また珍しい名乗りを聞いたな…」


「おぉ!珍しいてかはじめてやな…!」


「おぉ!新入りくんぅじゃぁないですかぁ?」


「気道衆の頭の新入りか?初めてみたな」


「え?あれが新入りなの?」


「おま…一理家の当主だろ?そんくらい把握しとけよ…」


「やだねぇ……あれよ…あれ…あれよッッ!!」


「クカカカ!!凄いごり押すやん!」


「どうせストーキングにでも性をだしていたんだろ…………」


「なっ!?ストーキングじゃないわ!!ちょっとお風呂の湯を調達してたり、ちょっと歯ブラシを新しいのに変えてあげたり、ちょっっと衣服を新品に変えてあげただけよっ!!」


「立派なぁ、ストーキングねぇ」


「ストーキングですね」


「ストーキングだよな?奏歌?」

「ストーキングね…?蒼夏?」

「立派なストーキングです。創楽様」

「ホンマもんのストーキングやん」


「一理嬢……」


酷く残念な者を見る目が創楽に突き刺さる。


「何よ!?皆だってしてるでしょ!?」





「…………してません。(そこまでは)」


「……………見に覚えがないねん(そこまでは酷くないと信じたい)」


「……………………黙秘権を行使させていただきます。(あれ…?もしかして創楽様より酷い…?)」


「……………してねぇよなぁ?奏歌?(アレは大丈夫だよな?奏歌)」

「……………してませんよね?蒼夏?(多分大丈夫です?蒼夏)」



「………………………………………」←(自分は余りしてないけど、同僚に心辺りがある頭様)



全員アウトだった……


男性陣は白夜に申し訳ない気持ちで一杯になった。



「ほぅらぁ!!私調達してないのに無くなってた事があったもんねぇ!!私の事言えないじゃない!!」



「メイドとして当然の事です。」


「アレはしょうがない事情があるねん」


「どうしてもアレの作成に必要で……」


「ピゅ~ぴっぴっピゅ~」

「ピューーーーーーーー」


「……ちょっとぉ……新入りくんぅにぃ話しかけてくるぅわぁ?……」



全員誤魔化した……


(家の娘がスマン白夜様ッッ!!)

(ホンマにウチの妹がスンマセン白夜様……!)

(家の双子がぁ!ごめんなさい白夜様ッッ!!)



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




「え?入っていいの?まだ準備中でしょ?」


「そうだ、俺達が早く来すぎただけだ……この位待つ」


「す、すいません!!自分も早く来すぎました!!!」


「いえ。元治様が先に通せとの事ですので。」


「えぇ?元治様がぁ?」


「はい。」



結局元治が言うなればと皆先に中へ入る。



しばらくメイドの案内の下歩いていると、元治の独特な笑い声と、香奈恵の楽しげな声、そして狼?の鳴き声と、二重に聞こえてくる声。

そして懐かしい声、本家ではもう聞くことの無いかもしれないと思っていた声。



その声の主を探し見つけた。



そして皆絶句した。





なんとそこには。自分の思い人、または自分の息子や弟だと思っている子が…………




((((((((((何故メイド服ッッ!!??)))))))))))




「普・通!!屋敷の服全部メイド服にするかぁ!?」

「にょほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ!!!!!!」

「あらあらあら!!可愛いわぁ!白夜ちゃん!!」

「わふぅ!!」

ー似合ってる!!ー

『イエス。新たな扉は貴方マスターによって開かれた!!』

「てか!俺の服何処にやったぁああああ!??」

次回こうなった経緯を少し!





今回もお読み下さりありがとうございます!!!!

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