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俺が理不尽です  作者: セロリM
ギルド・冒険者編

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217/380

東 天願


捕捉:今回の手合わせは白夜的に剣の腕を競うモノと認識してるため


・気の性質変化✕

・気の使用○

・魔力の使用✕

・スキルの使用✕

・ステータスをオール100としている


などの事を自分に勝手に課している。



第二手合わせは、(あずま) 天願(てんけん)とゆう男とだった。


始まってすぐに打ち合い、そして白夜は手合わせが始まってから受けに回されていた、近接戦闘の経験の差だ。


白夜は一刀で全て屠ってきた、全てだ。

振れば死ね、とばかりに、だからこそ打ち合い、近接戦闘を苦手としていた、やった事があまりないからだ。


木刀ですら、振れば斬れる、それほどの技量を持っている白夜は剣道ですらまともに戦ったことがなかった。


だから相手の技量に合わせ、打ち合っている今、白夜は押されていた。


だが、それでも追い詰められ、笑いだしたのは東の方だった。



ふっふふ、ふふ


「ハハハハハハッ!! これでも剣には自信があったのだがなっ!?」


全て避けられる、紙一重、それも剣圧での間合いも考慮した紙一重だ、異常、異常がすぎるぞ!


「?ええ、とてもお強いですよ。」


それを成してる本人がこれだもんなぁ!?

ふはっ!だが、だが、それでいい!!


(あずま)一刀(いっとう)流」


あえて、型を口にだす、がやはり釣れんなぁ…


「“日の出“」



東家当主が、足を前に出し、刀を腰で構え、そう呟いた瞬間、東の持つ刀が日の色に染められた。


そして……一閃



受けるか!?それとも避けるか!?



そう加速した脳で東は思考する、

そして、白夜が出した返しは───避けるだ。


だがその返しは駄目だろうと、白夜の致命的なミスを拾うため、一閃した刀に気を込める(あずま)


次の瞬間、刀の刀身が伸びる


空気を焼き斬るが如く



決まったッ



そう東が思った瞬間、予想外の事が起こる


振り抜いた、だから力を込め握っていた筈の刀が上に弾かれたのだ。



「っ!?平を打ったのかっ!?あの一瞬で!?」


「ええ、どおやら刀の刀身だけのようでしたので」


見抜かれた!それに打ったのか!?後の出で!?



”日の出“太陽によく似た性質の気を刀に込め、触れたモノを焼き尽くす、性質をもつ変化刀


この技は気をよく使い、長期戦闘に向いていないが、短期の破壊力は変化刀の中でも随一


そしてその性質上、鍔迫り合いが出来ない、刀を合わせる事すら


なぜ?それは、使い手が相当な技量を持っていれば刀身事焼き斬る事すら出来るからだ。


さらにはこの技は斬擊にも応用ができる、


振り抜く瞬間、”日の出”を刀に留めておかず、放ってしまえばそれは間合いの延長、太く、伸びる、斬擊の完成だ。


だがそれをした瞬間、刀に触れられないとゆう絶対有利を捨てる事になる。


そしてそれは使い手が強ければ強い程、振り抜く速度が速いため、急激に刀身の熱は外に出る。



今回はそこを見られ、刀身に”日の出”が集まった瞬間、刀の平を打たれ弾かれた。


そしてそれから起こることは、弾かあらぬ方向に飛ぶ”日の出”の斬擊、そして、無防備な胴体をさらす事になった東


打ち上げた為、刀を右斜め上に構えた白夜。


そこから繰り出される斜め振り下ろし、だがそれでやられる程、 東は弱くない。


弾かれたさいの、衝撃がまだ残る手を無理やり引き、振り下ろされた刀を受け東は……



この振り下ろしを利用し後ろに跳ぶっ!!



そう決めた東



だが、二度も不安定な状態で受けれる程、白夜の剣は温くない。


───斬


間に合った、受ける刀は間に合った、だが

刀身を斬られては意味がない。



「勝負ありですね。」


「……あぁ、私の敗けだっ」



近接戦の運び方は終始、東が上であった、だがそれでも。


決め手は圧倒的な技量差



でも敗けた(あずま) 天願(てんけん)はどこか悔しげでそして嬉しげそうでもあった。



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