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俺が理不尽です  作者: セロリM
ギルド・冒険者編

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205/380

60階層 白死の樹海


ゆーくり、ダンジョン攻略&ギルドランク上げに挑み1ヶ月がたった。


とくに攻略に詰まる様なこともなく、60階層に着いてしまった……


今現在、全ダンジョンで攻略が確認されている階層は、ダンジョンの評価で、難しい、難しくない、

に関わらず、86階層が最高だ。


それも100人を越えるパーティーを組んで、半年間とゆう時間を掛けてだ。


つまり、なにが言いたいかって言うと。


おねーさんに、「さっさとクエスト数と素材の売却数、をこなしてSランクになってください。」って催促される毎日をおくってます、白夜です。


「そんな訳で、 今回はダンジョンを攻略してこうと思います。」


「イエス。全く昇格する気がないようで草。」


「くさーー!」


やめなさい、それじゃ、おれが臭いみたいじゃないか。 いい匂いだよ、多分……


……しかし、毎日毎日、ダンジョン攻略ばっかしてるおれが言うのもおかしいけど…


「飽きない…? 大丈夫? 」


こんな趣味に付き合って貰わなくても大丈夫だよ?


おれがそう言うと、嫁二人にやれやれ、みたいな表情された。


「旦那様は……はぁーーやれやれです。」


「はぁーーやれやれーー」


呆れられた。


「えぇ……」


「まったく、そんな下らないことを言ってないで、行きますよ。まったく。」


「まったくー」


えぇ?














獣のダンジョン、第60階層。

凍える森


真っ白な雪原、天を覆い隠す白銀色の木々。


素足で歩けば、刹那と立たず大地に皮膚を持っていかれ。


汎用な靴では一刻と持たず凍りつき砕けるだろう。


呼吸をすれば肺は凍り。


体力は奪われる。


停まれば死


進めば死


襲い掛かる、生命不活動領域。


脅威はそれだけじゃない。

その環境に適合してしまった獰猛な生物、を模した偽りの生命。


それらが襲い掛かるのがこの第60階層


調査の末に付けられた名は……



──白死(はくし)樹海(じゅかい)



今日もその地は、りんりんと静かに死の音色を奏で

時折ラッパの音が響き渡る



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