ランク昇格(B)
さて、うちの秘書が家に住み込むようになって、4日くらいがたった。
なんかうちの秘書、はじめはうちのメンツみて冷や汗流しながら、「も、もしかして、妹の思い人、ね、寝取った?」とか焦ってたけど。
妹って、たしか、うちの学校の会長だよな。
まったく心当たりが無いから大丈夫だよ。7敗)
「とゆーわけで!おねーさん!ランク上がりそうですか!」
「はい。達成しています。」
「おお!上げてください!」
「はい。少々お待ちください。」
ふ、計画どおり。
これでちょっと昇格が早い冒険者くらいになっただろう。
「あ、ウッス!兄貴!」「今日も可憐ですな!」「おくつ磨かせてくだせい!!」
……この、三下みたいな三人組は森3だ。
あの暗殺者に狙われた後も何度かっ、てより。
智核たちとの帰り道に、毎度の如く、トラブってるコイツらを助けてる間に、いつの間にか三下ムーヴをキメて来るようになった。
コイツらなんで毎度毎度、人の帰り道にトラブルのかな……これでわざとじゃないだから驚きだよな。
「いやいやいいっですって、近よんといて下さい。」
「気持ち悪るがられてる!」「んふっ」「そんなゴミを見る目もまたいいッ!!」
気持ち悪い(素直)
「気持ち悪い。」
「あ、おねーさん。」
「あ”あ”!?なんじゃとワレェ!」「おばはんがでしゃ…………」「「ま、ま、まさきぃぃぃぃぃぃ!!?」」
すげぇ、ボールペンぎゆぃぃぃぃいいいん、って音なってる、まるで、投擲術Lv2の螺旋撃ちみたい。
「Bランク、おめでとうございます、白夜様。」
「へへへ、ありがとうおねーさん!」
「 ……今後の活躍もお祈りしています。」
そう言っておねーさんは何か紙みたいのを手渡ししてくる、これは……住所…?
白夜は何か分からずニコリと笑い首を傾げる。
受付嬢も顔を引き吊らせ頷く。
な、なんだ……どーゆーことだ。これ
なにハニトラ?無理矢理やらされてますよってこと……?
ちょっっと、ここのギルドマスターに。
☆O☆HA☆NA☆SHI☆
必要な感じか?
「あ、ありがとう?」
「ふふふふふふふふっ」
こ、怖い……




