ランク昇格
結局あの後、楽しく話ながら散歩感覚で歩いていると、30層を越えていた。
目標階層を5階層飛ばしたな、と帰ることにした。
門のおっちゃんには攻略階層を見せたら大分驚かれた、ふふふ、あーゆー驚かれかたは結構好きだな。
「お待たせしました。こちらになります。」
「ありがとー!おねーさん!」
「ぐふ。…… 」
いま、ぐふっって聞こえた。……聞こえた…が、無視だ、笑顔を崩すな白夜。
「今回の素材の売却により、条件が達成されました。ランクを上げますか?」
よしよし、マニュアル通り、ここで上げるか、聞かないでランク上げちゃうヤツもいるからな。
たまにだけど。
「はい、お願いします!」
「かしこまりました。」
そう無表情でギルドカードを受けとると、おねーさんはカウンターの奥に入ってった。
うん後ろから見るとどうしても最近尻に目が行く。
これもすべて性癖操作しようとしてくる嫁たちのせいだな(確信・事実)
なーんて、ばかなこと思ってる間に、茶色から銀色になったギルドカードを持ってくるおねーさんの姿。
「こちらになります。それでは東白夜様、今よりFランクからCランクの昇格おめでとうございます。今後の活躍もギルドは期待しております。」
そうギルドカードを手渡ししてくるおねーさん、な、なんだろう……微妙に手に触れられた。
マニュアルには無いから……色仕掛け…?わ、わからん……ここら辺の対応はギルドによってそれぞれだからな……。
「ありがとー!がんばるね!」
「はい。」
「ちょっ、なにあの可愛い子!紫苑!紹介しなさいよっ!」
でやがりましたね。恋に飢えた獣
「なんのことかわかりません。」
「しらばっくれないでよ!あのこ男の娘でしょ!?しかも将来確実に有望な!」
煩い子ですね。
「彼はダメです。」
「なんでよ!?」
ダメなものはダメです、彼だけは。
あの何処か遠くを見つめる瞳、完璧な演技の中に交じる魅力的な素、そして大きなアレ。
「彼は私が。 いえ、なんでもありません。とにかく駄弁ってないで仕事に戻りなさい。」
「ドケチッーー!!」
忙しい時間帯なのですから、あの裏切り者を見る目の同僚達にひどい目にあわされたくなければ、早く仕事に戻ることですね。
「ふふふ」
あなたがなにを隠しているのか、わかりませんが。
こんな思い初めてです。
まさか、私の性癖にここまで刺さる子が現れるなんて。
「失礼します、ギルド長」
「ん?紫苑じゃないかどうした。」
「私の専属先を決めたいです。」
「おお!君がそこまで言うとはあの異例な速度で昇格した子かな?」
「はい。」
「いいよ、いいよ、ウチから初のSランクを出せそうな人材だからね。何としてでも惹き付けておいてくれよ?」
「勿論です。」
ソッチも経験豊富そうでしたからね。
でもヤリチンって程、誰でもいいわけではなさそうなのですよね。
まあ、じっくりと。
「お任せください。」
一度関係を持ってしまえば大事にしてくれそうですからね。
大島 紫苑
性癖
女の子ぽい子 強い人 白髪や銀髪、または黒髪 邪気が無い人 乗りがいい子 自分の無表情を怖がらない子 自分の性欲について来られそうな性欲盛んな子
性格
イタズラ好き
好きなものにはぐいぐい行き過ぎるタイプ
趣味
同人誌 漫画 小説 クソゲー 課金ゲー アニメを少し
悩み
結婚、結婚、子供、の催促が最近多いこと。
あと何故かこの歳まで経験がないこと。
強さ
A+ Lv53くらい。
受付嬢歴
それなり、裏話、冒険者と両立している。




