獣のダンジョン
粘性……てかスライムのダンジョンはもう、こりごりだから、今日は獣のダンジョン……てか、
これ名前被るからもっと別の名前にしようって案が出てたやつだな。
今記憶から出てきたわ。
──ぐるるるるる
お、狼型のモンスターだ、色は…ピンク色……、中々見ない色だな…
「えーと?なになに、〈ピグファン〉?へー、これ異世界言語か、意味は……ピンク色狼……」
まんまやん。
「そういーや、異世界では武技を戦技ってゆうだっけか。」
異世界繋がりで思い出したわ、ま、だからなにってはなしか。
襲い掛かってくるピンク色の狼を見ないで、一振で横に両断する白夜。
「素材は……毛皮、牙、魔石、爪、あと肉か、大体全部っと。【解体】」
このスキル、高レベルなら、剣でも一振すれば発動出来て、さらに綺麗に解体できるから便利なんだよな、その為に偽装職業の一つを<解体師>にしたからな、おれ。
「ほい、完了後は魔袋に入れてっと。」
魔袋、異世界風に言えばマジックバックだな、空間魔法を付与したバック
一応、付与するバックもモンスターの革でないといけないってゆう縛りはあるけど、結構便利なんだよな。
「そういや、解体にはこんな使い方もあったな。」
三頭襲ってきてるからコイツらで使ってみるか。
「っても、生きてる間も技量のステータスによっては剥げます、解体できるんだよなってだけだけど。【解体】」
そう言いながら、襲いかかってくる狼三頭に一振。
それだけの動作で狼の体は分解される。
「ま、防御力のステータスが高いか、防御術で簡単に防げるから、便利の域を出ないけどね」
「イエス。旦那様が使わなければ。と付きますけど、旦那様の技量のステータスで解体を発動すればどんな生物だろうとも解体可能です。」
「かのーでーすー!!」
準備終わったのか。お、かわあい。
「めっちゃ似合ってる」
智核はドレスアーマーか、しかも黒で統一してるから髪にも雰囲気にもめっちゃあってる。
常世はぴっちりのシャツに腕に篭手、ホットパンツに腰マント、脚に甲懸、格闘家スタイル。
活発な常世にあってるカッコいいな!
「ふふふん」
「どーやーー!!」
「旦那様もかわ、きれ、……かっこいいですよ。」
そうかそうか、俺はどうしてもカッコいいカテゴリーは無理か。
「無理しなくともいいでござるよ?」
「…綺麗です……」
「きれー!!」
「はい、ありがとう。」
ちなみに俺も黒統一なんだよな、黒のワイシャツ、黒の手袋、黒の腰マント前閉めバージョン、黒い高さ詐欺の為の長下駄。
今時の侍っこスタイルだな。
昔ならコスプレと言われるスタイルだけど、今は皆こんな感じだし、たまに宇宙服着込んでるヤツもいるしな。
だからスパイとか犯罪者とか紛れ放題なとこあるけど。
「ステータスも見ての通りって感じか?」
「イエス。私が魔法騎士。」
「僕が魔闘家!!」
「なるほど、まあ、そこまで隠してる訳でもないから危ないって思ったら即ステータス戻していいからな。」
ま、そんなこと万が一もないが。
「イエス。」
「がってんだー!!」
こう、なんか、こう!いいよな!こうゆうの!!
おれこうゆう雰囲気凄い好きかも!!
ニヤケそうになる口を押さえ付けながら
白夜は前を向く
「じゃあ行こうか?」
「イエス。行きましょう。」
「ゴ~ーーー!!」
くっ、智核にはバレてる!ニヤニヤとした雰囲気でこっち見やがる!恥ずい!!




