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俺が理不尽です  作者: セロリM
ギルド・冒険者編

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影の一撃


うおっ!あぶねぇ!!

避けて先程まで俺が居たところを見ると黒く腐食した地面が見える


「あっぶねっ!!」


「おいおい、気を付けろよー、お前がやられたら前衛俺しか居なくなっちまうからな!」


たく、心配してくれよ。


「わーてるよ!!」


魔法の発動をしようとするシャドースライムに

武技チャージランスで詰め寄り。


溜めた一撃でモーションを中断させる


「《チャージランス》!!オラッッ!!」


よし!運が良い!一発で核を破壊できた!!


「《ダブル・テスタ》!!」


向こうは……ハズレたか。

だが…あそこまで面積が減ってれば。


「入るぞ!!」


「わりぃ!!」


スライムの主に魔石になる部位は核ではなく、周りの液体、だからあんま面積を減らしたくはないんだがなッ


「《一突》!オッケイ!アタリっーーー!!」


「ナイス!!」


っと、そろそろ

お、その場での足踏み二回、合図だ。


俺達は後衛の近くに。


「天穿つ光の矢よ!!《ライトニングショット》!!」



光輝く矢が15本、シャドースライム3匹に当たる。



コイツら(スライム)は、物理攻撃だと素材が減るが魔法なら減らないからな。

今日は良い稼ぎになったな、スライム多種類合わせて26っ個……えー……と、確か。


「スライム一匹、この大きさだと少なくて4000それが6、属性スライム、この大きさなら少なくても12600くらい、それが20だから276000ぷらす、スライム買い取り額が今1.2倍になってるから33万1200千円だ、一人あたり11万400円だな。」


「流石魔法使い、頭の回転がいいな!」


「まぁな。」


しかし、命懸けとは言えど割りの良い仕事だぜ、出勤時間自由、休みも自由、さらに短時間でこの額、安全マージンもしっかりしとけば死ぬこともないしな!


「お前はさっき油断して死にそうだったがな。」


「だ、大丈夫だって、俺の防御力なら瀕死ですんだって、マジで!」


「それで連携が崩れたら俺達も死にかねないだから、気を付けろよ。マジで」


「はい。」


っ、状態異常回復のポーション3つ、予備でさらに3つ。


「さて、最近このダンジョンは物騒な噂があるからな、人の出入りが多い今の時間帯に帰るか。」


我等が頭脳がわざとらしく手を振りながらそう言い出す、俺とマサキは目を合わせ頷く。


目標は人が多く、明るいライトスライムが居る八層、今は九層の奥だから2分の距離か、一人が離脱って訳にはいかないな。


クソ、さっきの防具も着てない怪しいヤツか、とも思ったがやっぱ違うかただの頭のおかしい子だったか!


あの娘はまだ、娘と同じくらいか……今は来てくれるなよ。


娘と同じ年頃の子供に死なれちゃ目覚めが悪い。

まぁ……単身でここまで進んで来たなら俺より強いのかもしれんが……ちょっとヘコむ


「たく、まったくお前はこんどは、どんな思考飛躍したんだ?」


「大の毛むくじゃらの男が肩を落としても気色悪いだけだぞ?はやく───」


「そこまで言うことないだろ!?」


来るな。短剣……

二刀か…。


「行くぞッッ!!!!」


「二刀使い!匂い(・・)からして、麻痺毒だ!!触れんな!!」


「わかった!!!」


黒い影が物凄い速度で此方と距離を積めてくる

敵確定!!


最近の失踪事件の犯人かっっ!!


「………」


速いッッが!!


「見切れねぇほどじゃねぇ!!」


ランスで影の短剣の間合いに入る前に……突く!!!

すげぇ体制で避けられた!!!


だがそこはマサキの領域だッッ!!!


「《双・牙》ァ!!!」


食い破る様な二撃、空気を巻き込み、吸い付く様な斬撃だ!避けれるなら避けてみやがれ!!


だが油断なく、最速の武技で隙間を潰す。


「《瞬乱突(しゅんらんづ)き》ィ!!!」


捕った!!



そう男達が確信した時、影が加速した状態から急激に止まり、次の瞬間霧のように消え、5歩下がった場所に突如現れる



「「なっ!?」」


「尽きぬ強靭な体の戦士よ、祝福を!《フィジカル・ブース》!!!」


攻撃魔法じゃない!?っかそっか、アイツ速いから当たらんか。流石我等が頭脳良い判断。


だが、、、


「いけるか。」


「アレが避け技なら……な。」


だよなぁ……。


分が悪い。


だが、


「やります…か。」


「ああ、人数は有利だ。粘れば人も来る、何より」


「そうだな。」


暗殺者……アイツらに背を向けたら死あるのみだからな。


《バックアタック》あれの威力が背を向けた敵に対して自分の攻撃力の10倍っておかしいって。


その他にも逃げる相手を追い詰める技ばっかだしな。



「行くぞ!!」


「おう!!」



影と睨み合っているなか魔法使いは2発目の魔法を発動準備をしていた。


男達が走り影に詰め寄る。


そこで魔法を発動させる。



「(ナイス二人とも、そして習っててよかった合成魔法。一つは腹話術で詠唱済み、そして)」


フェイントも込みで


「天にその罪深き身体を晒せ、縛るものよ、晒すものよ、我等が敵を縛り晒せ《ジャッジ・チェーン》!!!」



じゃらじゃらじゃらと光輝く、鎖が魔法使いの前に3本現れ、そして影に伸びる。


だがその速度は御世辞でも速いとは言い難い。


暗闇でも薄く見える赤い瞳が、鎖に向くが、直ぐに今も斬りかかってくる男達へ視線を戻す。


見る必要もなく避けれると判断したのだ。



「(チラリとは目を向けるがやはりこの速度なら避けれると思ってくれるか。)」



魔法使いはニヤリと口角を上げる



「(付与魔法はな、事前に魔力をその魔法に流し詠唱しとけば魔法にも───付与はできるだよ!!それこそ人には掛けられない過剰なモノでもな!!)《スピード・エックス・ブースト》!!!」



成人男性の全速力と変わらない速度の魔法の鎖が、次の瞬間、矢となった。


それを永年の勘で、いや友達のやりそうな事を熟知していたマサキがもう一人の男を隠すように斬撃を放つ。


それに隠れ、地面に着きそうな程に身体を傾けた、槍使いの男が上段に向け、自分が放てる最大の技を放つ。



「《天崩・螺旋》!!」



地面の岩を巻き上げながら。

影の居させる大地を失くすように。



影が空中はマズイ後ろに下がろうと、その時後ろに回り込むマサキに影が気が付く、考える暇を潰される。


仕方がなく影は、空中へ飛ぶ。


迫る鎖。



「空中じゃぁ逃場、ねぇだろ。死ね!!」



影と同じく飛び上がり二本の剣を構え、叫ぶマサキ。



「《制空乱》!!」



迫る二振りの刃、迫る魔法の鎖、槍を投擲しようと構える槍使い。


その状況で影は嗤う。


影は濃くなり次の瞬間、マサキの後ろへ瞬間移動としか思えない速度で回り込み、マサキを鎖へと蹴り飛ばす。



「なっ!? ぐぎぃ!!?」


「「マサキィ!!!!??」」



空中で鎖に捕らわれるマサキ

それに気を取られる二人。


だが槍使いの男はマサキの防御力を信じた、落下の衝撃くらいなら死なないと。それに下は平坦だと知っているからだ。


槍使いの男は影を見つけ、斬られる。



「麻……痺毒っ」



槍使いが見たのは影の移動あとだったのだ。


前衛はやられた。残るはMPが残り少ない魔法使い一人



「ナオキ!!!?」



その背後に迫る刃




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