女子会
「で?」
「で、とは……?」
ラナが腕を組み、智核に問い質す様に、言葉を投げ掛ける………
本人はかけたつもり……なのだ。
「なんで、この鬼がうちにいるのよ?」
「ああ?」
「ああ、なるほど。」
別に貴女の家でもありませんけど。とは優しい智核は口に出さなかった。
「汝の寝屋でもなかろう、て。」
「(言ってしまわれましたか。)」
「なによ、私はアイツのモノよ、モノが所有者の家に居るのは当然でしょ?」
その高飛車なのか低姿勢なのか分からない物言いに鬼は呆れるように肩をすくめる
「汝は傲慢なのか、謙虚なのか。」
「それで?なんでこの、暴力!暴力!闘い!みたいな脳みそしてるコイツがうちにいんのよ?」
ラナは妹との買い物を邪魔された事を実のところ少し恨んでいたようだ。
「いえす、まあ、話せば長くなると言いますか。」
少しイヤな顔をすると、ラナは指を3つ立てる。
「3言でおねがい。」
「……鬼の女子の風習、旦那様の勝ち、アッ察し。」
「なるほど。」
「わかったのか!?」
冷蔵庫にアイスを取りに、近くを通ったアンリが驚愕の視線をラナに送った。
「アイツはそうゆう星の下に産まれたのよ、しょんないわ。」
「それで、智の、白いのは?」
「貴女の洋服と、買い物を。」
「アイツ……面倒見いいわね……」
「……慣れた……そうですよ…。」
思い当たる節のある者達が目を一斉に背けた。
「お、みてみて、ドロップ品の店だ」
「おお、確かボス部屋に希におちるちゅうやつやったか?」
「掘り出し物あるかも見てかない?」
「ええやん、いこか。」
「で?あんたヤったの?」
「んや、まだだ。汝もだろう?」
「アイツ以外と身持ち固いのよね。」
「俺も勢いで行けるか、と思ったが……蹴られた。」
「あんた以外と雑に扱われてるわね。」
アイツが蹴り入れるなんて相当面倒がられてるわね…とラナは自分を棚に上げそう心の中で思う
「他の者共とはヤっているのだが……な」
「好感度が足りない……てヤツかしらね」
「それは……えろげーてやつのか?」
「そうそう、それよ」
ふむ、と悩む二人。
「人のオスは皆、この胸、とゆうのが大きい者が好きだと聞いたのだがな。」
「貧乳好き……て訳でもなさそうだものね。」
首を傾げる二人
「嫁多すぎてヤリ疲れてる?」
「それはないな、白いのからはオス特有の淫気が減った事は俺が知る限りないからな。」
「あんなに毎日ヤって……?ヤバくない?」
「ああ、俺達鬼も強い方だが白いの程の者は、此の世に生を受けて、此のかた見たことないな。」
ゴクリ……
「(真っ昼間から生々しい息のみを聞かせないでほしいですね………)」
「…アンリ、あんたコツ聞かせなさいよ。」
「ふむ、、、まぁいいか。」
ああ、どんどん作戦を立てられていく……
智核は取りあえず、作戦に加わる事にした。
理由はこゆう女子会みたいなノリが好きだからだ。
一般的なモノとは大分、かけ離れているが。
「やはりあの秘薬か……」
「のー、旦那様は確かそうゆう類の薬は効かなかった気がします。」
「えー、じゃあどうするのよ」
「スッポン…とか、ご飯系統で攻めたらどうだ?」
そうして、着々と白夜の白夜を追い込み作戦は練られていく。
残念ながら、ここに火に油をぶっかける者はいても、消化しようとゆう者はいなかった。




