暗殺者…?
へーほーえー
「この家もあくどいなー」
魔法の実験の為に、第一次大厄災の時に拉致監禁、そして実験でボーンねぇ?
「行方不明者なんて此方も多かったけど理由は違うしな~、いや結局あんまかわらんか…」
しかし、コイツら本当に俺を敵に回す気あんのか?
弱いし、数すくねぇし、詰めも甘いし、団結力もないんだけど。
これの一億倍くらいあっても小指で潰せるぞ…?
やる気あんのかー!
はぁ…一応追い詰めてはみてるが…
「追い詰めてもおじいちゃんみたいには楽しめんし…」
おじいちゃんならにょほにょほゆって笑えるんだろうけど…なー。
やっぱ、俺って人としてどっか欠けてんのかなー
「しかも、なんか蟻の足を爪楊枝で潰してるみたいだし……」
それになんか感情浮かぶとおもったけど、なんともなかったわ……不快感、楽しさ、愉悦なーんも浮かばん
んー、近しい言葉だとつまらん、かね?
いや無感情だな……退屈とも思えんし……
「てか、どうしょう第二試験はじまる休憩時間で相手詰んだんだけど……」
ついでにレデェーネさんたちの邪魔な奴等も……
「ま、はやく掃除終わったって事で…可憐に一声かけるかなぁ」
あ、そうゆえばおじいちゃんに相手の撮影しといてって言われたんだっけ……スマホでいいか…
「あーあ、一応備えとして結構置いといたけど……俺の勘だと一切触れないで終わるってゆってる…」
無駄なことしたなー
したことと言えば事故解析? やっぱ俺は一人だとダメだなァ…
うーん、でも……この残ってる面倒事はなんだろ……?
「うーん、わからん!ま、」
皆に危険がないならどうでもいいか
「ああ、そうだ」
わすれとった
白夜はそう笑顔で後ろに振り向く
そこには黒い衣装を身に纏った者共が地面に、縫い付けられていた。
何処か神性を纏った武具の数々に
「なんか言い残すことある?もしあれならセオドア?て人と クルト・レデェーネって人に言っとくよ? 雇い主だろ?」
遺言くらい聞いてやろうぞ!ってね?
がおー悪い悪い怪物だぞ~……キッッツ
「……はやく殺せ」
かわってんな?
「わかったよ、はやく殺せだね?変わった遺言だな…?マルセルくん。」
この言葉どう解釈しても意味のある言葉だとは思えんが……なんかの暗号かねぇ?
「ま、どうでもいーかー ばいばい暗殺者さん?」
本当に暗殺者なのか怪しいくらい気配でてたけど…
ドスドス、地面から武具が飛び出し、暗殺者を貫く。
──暗殺者が最期に浮かべた表情は理解できない怪物を見たような表情だった。




