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俺が理不尽です  作者: セロリM
超越者

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162/380

キマシタワー……キマシタワー?


「え、なんと?」


今なんか教官の爆笑声が聞こえた気がする……


「手を握ってて欲しいの……です」



顔を赤面させ、も一度、若干声をちぃさくさせながら言うマキナ


それに対し実に師匠を彷彿とさせる笑みを浮かべながら可憐は言う マキナは顔を伏せているせいで気が付いていない



「ごめんなさい、自分そっちの気はないの……」


「ち、違うよ!?私もソッチの気はないよ!?」



手をわたわたさせながら弁明するように慌てるマキナ、それを口に手を当てながら実にワルい笑みを浮かべる可憐


からかわれた事に気が付いたマキナは頬を膨らませぷるぷると震える、反応がいちいちかわいい。



「ふふふ、ごめんなさい、この禁術(・・)への対処法ですよね?」



可憐の言葉に大分ビックリした様な反応をする、マキナ、それはこの対処法が大分マイナーだと自覚していたからだった



「え、あ、う、うん……か、可憐さんも知ってたの?」


「ええ、自分の教官がそうゆう事に大分詳しいですから……取りあえず一通りの知識は叩き込まれたして…」



そう話す可憐の周囲は何処か煤を帯びていて、マキナは追及や深く聞くことに躊躇いが生まれ頷く事しか出来なかった



「それではお手を」



相当苦労したのかな……?と思考に陥っていたマキナの手を優しく握る可憐



「え、あ、ありがとう……!」


「ふふ」



優しく微笑む可憐に、顔を恥ずかしさとは別の意味で赤面させるマキナ   


やはり百合(キマシタワー)か?




「わたしの可憐ちゃんが盗られた!?」


「どうしたの実るん!?」



失礼、視点(チャンネル)を間違えました。




可憐は少し探りの意味も含め、マキナにある疑問を投げる



「でもこうゆう協力はアリなのですか?」


「え……?う、うん確か、お姉さまもお母さまもその時の候補者と協力する事も試験次第だけどアリだって……」


「ふむ、そうなのですか……(あの教官なら……普通に協力必須でもクリアしそうですもんね、それに嘘はナイ…)」


「……?」



なぜこんな当たり前の事を?と顔を傾げるマキナを安心させる様に微笑む可憐


教官の事だから陰謀とかに巻き込まれどうせハブられたんだろうなと失礼な事を思いながら



───くしゅん……なんか可憐に失礼な事を噂された(断言)



「取りあえずこれは知恵と対応を試されていると見ていいのですかね」



試験に向けて勉強会とゆう、一種の頭の修行をさせられ知能が少し上がった可憐はほぼほぼ正解を口にする


それに対し、絶対とは言えませんがと頷くマキナ



「なら一応もう一つ(・・・・)の対処法もやって起きましょうか」


「はい、一応それも評価(・・)対象なんだと思います」




▽▼▽▼▽



「やはり、この程度はすぐにバレるか」



中に写し出される候補者達の姿を見ながら、何処か憂鬱そうにタメ息をつくアンリ

それに対し苦笑いで白夜が言う



「まぁ、結局試験だなんだと言ってもやってる事は伝統行事だからなぁ……」



そう身も蓋もない事を言う白夜に対し、アンリは内心で同意しまたタメ息をつく



「やれる事と言えば知恵を試し、禁術に対する対応力を見て、扱うに足る実力を見る、だけだからな」


「それに試験と言っても死んでは意味をなさないから禁術に対しては一定のリミッターが設けられている、だから禁界領域者の実力はバラバラ…ね」



そう半笑いで何処かに目を向ける白夜

アンリは視線の先を追い納得すると、全くその通りだと頷く



「本当に、恥ずかしい限りだ」



そう呟くアンリの視線の先には何処かイカれた様に嗤う一人の何処かの幹部の姿があった




竹林実(たけはやしみのる)


フレイムドラゴン戦辺りにて登場


可憐の親友 若干馬鹿だが頼りになる可憐のせいで……? ポケットには可憐の好物が入っている


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