閑話 暴走期終幕
えーと…此所は…医療所…かしら?
初めて来ましたわ…
「よー、起きたか?人間冷蔵庫」
………
「あら?この白い風景に似合わない馬鹿の声が聞こえますわ…此所は脳外科かしら…?」
「ぶっ飛ばすぞてめぇ…!!」
「あらあらあら?先に喧嘩を売ってきたのはどちらかしら…ああ゛?」
「勝手に買うじゃねぇよ、盲点低すぎかよ…」
「勝手に押し売りしてきて随分なものいいですわね…」
「「あ゛あ゛ん゛?」」
「…?あらあら随分な焼け跡…貴女…たしか貴女防具に火の耐性を持ってたのではなくて?まさか…相性有利の相手に負けましたの?」
「勝ったわ!!めちゃくそ勝ったわ!!(助っ人二人くらい居たけど…)
お前こそ随分ズタボロじゃねぇか?確かお前の戦闘スタイルは紙装甲だが火力と回避力が売りじゃなかったか?まさか負けたのか?」
う゛
「か、勝ちましたわ…えぇ勝ちましたわ…(二人が係でしたけど…)」
「「………」」
「貴女は何と当たりまして…?」
「ああ?あーあれだ空飛ぶとかげ」
ドラゴンですわね……
て…あら?
「貴女対空手段もってまして?」
「………お前の方は…」
誤魔化しましたわね…まぁ止めときますわこの分だと私と同じ状況だったのでしょうから…
「此方は手の多いデカブツですわね…」
「へー、レベルは?」
「最終的に79位ですわね…」
「変動型かよ…めんどくせぇ」
「ええ…本当面倒な相手でしたわ…」
…?そう言えば病室は二人だけですわね…他の皆も同じ病棟だと思いましたのに…
「他の皆様は…?」
「あー、何かあんな異常なレベルの奴らが出てきたのうちらくらいらしいぜ?他は全員軽傷入院の必要なしだってさ、全員回復魔法かけて貰って帰ったぜ」
あー、まぁあんな異常事態二箇所だけですんで良かったですわ…
「疲れましたわ…」
「珍しく意見があったな……」
…?私の双剣は……あぁそう言えば…【氷の女神】を使ったときに巻き込まれて氷ってしまったのでしたわ…
「「はぁー」」




