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俺が理不尽です  作者: セロリM
理不尽様のダンジョン攻略

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ダンジョンボスを襲う理不尽

出てくるか微妙な設定ぃ!


1 真なる巨龍の姿。

小さい星並みの巨体に。

赤と白が混じった鱗に、腕の表面が白い炎が覆っていてる。

顔には瞳が三つ、頭には角が六本生えている。


2 白夜が使っている、武器の紹介。

白夜が使っている刀は、超長刀です。

自分の背丈を越えるそれを、白夜は居合いに使っている。

居合いに向かない筈の長刀だが、白夜は此方の方が使いやすいそうだ。

白夜が無差別に星を創成出来るだけの、魔力や■力を込める為。

かなり、ヤバめの武器に成っている。


3 白夜が日本刀なんて物騒な物を持っていた理由。

白夜が剣術習おうとしたときに、一緒にいた元凶おじいちゃんがいきなり。

刀を持たせた為。

それから長さを調整した、刀をずっと使っている。


4 元治おじいちゃんは、知識に貪欲です特に役にたつものを好みます。

役に立つと思ったらラノベも古代書も読みます。


ちなみにラノベもゲームもアニメも。

白夜に進めたのはおじいちゃんです。

 

「つーか、何処でそんな知識仕入れるんだよ?」


 返事がない、ただの携帯食料のようだ。


「んー?寝てる?」


 卵が寝てるとは…


 ん…暇だ。

 ゲームでもやるかー





















「わふっぅ」

「おはよっ♪」


「少し遅いけど、昼ご飯食べよっか。」

「わふぅぅ!!」


 常世の、楽しい時間の数多い中の一つ。 朝昼夜のご飯の時間だ。

 今日は寝過ごしたと思った常世はひっそり安堵する。


 白夜の魔手が、昼ご飯を御盆に乗せて運んでくる。



「今日は、ドラゴンの合挽きハンバーグの目玉焼き乗せだぞー」

「わふぅぅ!!!っ?わふっ?!」



 ハンバーグを見た、常世が一度喜び。

 次の瞬間綺麗な二度見をした。


 大きな目玉焼きが乗っている!…?今日何かの転生した少し大きな卵を手にいれたような…?


 乗ってるぅうう!?新しい群れ候補だと思った子がっ?乗ってるぅ!!



 白夜は、少し意地の悪いニヤニヤ顔をしながら常世を見る。

 それに気がついた常世は、無言でタックルをかまし。

 白夜の膝の上に乗り、無言のしっぽでベシベシ。


 常人なら一振りで木っ端微塵になる威力だ。


「やぶっ、ごめっぶって!」



 この後ご機嫌とりをめちゃくちゃした。

















 35階層 最終地点




 扉を開け、そこで見たのは一面灰色の世界、木も大地も月も太陽も宇宙ですら灰色の世界、そして何より奇妙なことに太陽と月が同時に昇っている。


 そんな奇妙な光景が広がっていた。

 そこを進む白夜と常世。



「とっ」


 少し進んだ地で、白夜と常世がその場をいきなり、

 転移と神速を使って宙へと飛び上がる


 と同時に何かが通った場所の大地が消える、塵一片も残さず。



 ──ズゥゥンンンズゥゥンンン──

 ──ズリズリ──


 大地を消した主が、足音を地震のように鳴らし姿を見せる。


 それは、いやそれらは複数のモンスターの形をしたモンスターだった。

 無数の形を同時にしているそれは複獣キメラに似てる。

 だがこれは例えだ。

 それは人工の継ぎ接ぎではなく、特徴を合わせたような物でもない。

 無数の形が一つの胴体に奇妙な配置で繋り伸びている。


 胴体は丸い肉塊に鱗や毛刺といったモンスターの部位が皮膚の色を変色させて存在している。

 その側に刺や鱗毛の持ち主が、肉塊に埋まり。

 肉塊の下の方に無数の足。

 肉塊の後ろには、無数の羽や突起が。

 よく見ると肉塊に埋まってる顔に目が無い、それどころか羽に目を無数に付け。

 腕は左右非対称に無数の腕。

 右に片寄る腕は無数の腕を無理矢理捻り合わせた形をしている。


「何でこのダンジョンこんなんばっ~かぁ~?」

「グルゥゥゥゥゥ」


 白夜は後半のダンジョンのキモイモンスターに少しうんざり気味だ。


 肉塊がその巨体に似合わない速さで光速の弾丸になって飛んでくる。


「とっ」

「ガァッアアアアアアアアアア!!」


 白夜は腕を振り抜き。

 常世は咆哮を放つ。

 と同時に星の表面がその衝突に耐えきれず塵と化す。


 今までの場所なら、この衝突で周囲の星ごと消えていたところだ。

 それを耐える、やはりこの星も特別性のようだ。


 その衝突に押し勝ったのは白夜達。

 肉塊は左半部を抉られ。

 右上に大穴が空いて、吹き飛ぶ


 が、大地を何かが穿っている。

 ──左腕だ、左腕が支えに何とか宇宙に出ただけで済んでいる。


 ー鑑定ー


 複形の冒涜災オルマレ・ナサタザァ 

 存在(レベル) 146744776643357784434632

 スキル 複形 災害 冒涜 魔物ノ王






「うわっ、もう治りやがった。【複形】と【魔物ノ王】のスキルに混じる【再生】系統のスキルが重複してやがる」



 肉塊が左腕の性質を変化させ。

 光速で突っ込んでくる、右腕を天高く掲げ。

 光速の速度を利用し右腕を、白夜と常世に振り下ろす



 次の瞬間。

 黒い魔力を腕に纏わせ大きく大きく。

 右手を形作る。

 その右手で肉塊を握り潰し、灰色の太陽へ投げる、が。


 肉塊は羽を大きくしその場で停止する。

 停止の魔眼系と時魔法系と空間系統の同時使用だろう。


 肉塊の周囲に肉塊を何重にも包むように魔方陣が展開される。


「ガァッアアアア!!」


 常世が奈落属性の魔力を咆哮へ乗せて放つ、一種のブレスだ。


 天を黒く染め。

 太陽を月を呑み込みむ。


 だが肉塊は依然として無傷でそこにいる。

 無数の魔法で常世のエネルギーを吸収。

 吸収したエネルギーで何重もの絶対防御と吸収を交互に発動して防ぎきった。


「んじゃ、魔法勝負と行きますか」


 白夜がそう呟くと。

 星の表面全体に魔方陣が現れる。


 肉塊はその魔法が発動してまう前に決着を付けようと周囲の魔方陣を発動。


 ー魔物ノ王ー

 ー複形ー


 〔無限ノ死〕


 死が大地を殺し。海を殺し。天を殺し。

 理を殺し。世界を殺す。

 一つ在れば世界を容易く殺せるソレが無限に押し寄せる。



 だが世界を殺せようがそれこそ、無限の方法の死だろうが。

 死と言う概念が無いやつを殺せようが。


 白夜を殺すには。

 無限に足りない。



「あ?なんだよ…?俺にソレが効かないのがそんなに不思議か?」



 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う!そんなことあり得ないッッ!!

 魔法で消されるならまだ理解が及ぶ…だが星一面の魔方陣を、狼を守る事だけに使って、自分に使って無い状態でなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜッッ!?平然と存在できるっ!?死だ!!生物だろうがッ!!魂だろうがッッ!!!概念だろうがッッッ!!!!それらを殺す無限の死だぞッ!!否定もっ!拒絶もッッ!!終末もッッッ!!!それらを込めた……… 










『ギッッッッッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』



 肉塊はその胴体で大口を開け絶叫する。その理不尽に、人の姿をした理不尽にありったけの、嫌悪を憎悪を殺意を怒りを忿怒をすべてごっちゃに成ったそれを声で張り上げる。



 そして分かっているのだ。

 悪感情を表にさらけ出し。

 今も無限に広がるソレを押し殺す為に為に…



 本能を押し殺し。

 目の前の理不尽を喰い殺すッッ!!




「ほらいくぞ?」


 白夜の足元から黒い黒い黒い、ナニかが手の形をとる。

 黒それ以外の色が無い。黒い異形いぎょうの手が白夜の周りを包みこむように。



 そして緩やかに凪ぎ払われる。

 白夜や常世以外の全てを目の前の、複形の冒涜災を灰色の世界を。

 そこで止める。



「あっぶねー、他のも消す所だったわ」

「わふぅ」




 《原初の混沌の攻略が成されました。》







複形の冒涜災 NEW


魔物ノ神 NEW進化



______________________________________________________________


やっっとダンジョン攻略完了です!

ですがまだまだ続きます!




今回もお読み下さりありがとうございます!!



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