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俺が理不尽です  作者: セロリM
二度目の厄災

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128/380

暴走期(スタンピード)


─ゴクリ…


誰かの唾を飲む音が嫌に聞こえる

それだけ此所に居る皆が集中している証拠だろう。


千を越える隊列


物音一つ立てずに皆が武器を構える。


一つの大穴に向かって




──10時34分56秒


武具が掠れる音が─


──10時34分57秒


誰かの震えが─


──10時34分58秒


重なる心音が─


──10時34分59秒


それらを嘲笑う様に


───ビシィィィ


なにかが割れる音が


──10時34分59.6秒


人々の勇気をへし折る様に


今──始まる。


───バリンッッ


人類を呑み込む生命の激流──暴走期スタンピード

─そんな硝子が割れ弾ける音共に始まった。





◆▼◆


大穴から湧き出る暴力的なまでのモンスターの数

それらを抑える様に雪崩れ込む人


だが雪崩れ込む人を押し退け一つの赤が常軌を脱した速度で無数のモンスターにぶち当たる。


「ヒッハッ♪ラァッッッ!!!」


そんな声と共に繰り出された拳の、拳圧に押し潰されるモンスター達

だがそんな潰された同胞など知るかとばかりに溢れ進軍する多種多様のモンスター達


「そう来なくっちゃ♪」


それらを女性とは思えない壮絶な笑みで迎え撃つは世界に三十といないSランクが一人


──闘戦紅とうせんくれなだ。


「さぁ!!楽しい楽しい殺し合いの始まりだぁ!!!!!」


その大声と共に人々の士気が爆発的に上がる


弾けるモンスター達


暴風の様に血を撒き散らし濡れていく紅のその姿

まさに《血濡(ちぬ)れのかいな》の異名に一切の曇りなし


ただ少し…濡れてる場所が腕だけでは無いため

《血濡れの腕》と言うよりは《血濡ちぬれのくれな》では?と本の少し思う。





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