総会議 終
んぅー?……被害を無くす、んぅ簡単だが出来るだけ人同士で頑張って欲しいだよなぁ
いや面倒だ、あれこれ考えるのはやめよう
「そうだな……結界を主に使う職業を持つ者たち何人位いる?」
そうギルマスたちに聞く白夜
それに答えたのは全ギルド会員を把握してる舞だ。
「海外含め、1136人、日本、329人。」
神無月舞、年齢は11、そんな少女がギルマスに選ばれた理由がコレだ
──異様な記憶力
生まれながらの天才、そして異常な状況把握能力。
見た資料を一度目を通すだけで全て暗記出来てしまう、そして理解。
だからこそ言葉数が舞は圧倒的に少ない、全て自己完結出来てしまうからだ、それを気味悪がった親が舞を捨て大厄災時に死に体になっていた舞を白夜が拾い上げ育てた。
だからこそ舞は白夜に忠誠を誓い、白夜はそれを無条件で信頼する。
そして、この場にいるギルマスのほとんどがそうだ。
「ありがとう舞、んー数が少し足らんなぁ……結界…結界…しょんね、俺が張るか…」
その言葉に驚きに目を見開くのは三人のギルマスだ。
状況把握もお手の物の舞。
流れを読むのが異常に長けている薫。
戦闘、戦術、戦争、闘争、これにおいて異常なまでの適応力を持つ、野性的な顔つきの大男、闘全羅享。
「特別解放許可…か…?」
流石、舞、薫、羅享。
「そう、他の子達は雑魚処理みたいになってしまうけどね…?」
特別解放許可、Sランクたちの為に設立された法律。ある一定の危機に伴い禁止されているユニークスキルやスキルの地上での解放許可。
「俺がダンジョン周囲の障壁に結界を上乗せで張り巡らすから皆にはその中で一暴れして貰うかな?」
「結界の条件付け。Cランク以下のモンスター、それをAからEランクの皆で叩く。」
「それが確実かしら…」
「戦闘の指揮は皆に任せるよ?構わないかい?」
「「「「「はっ」」」」」
俺は…他のヤバイところの担当するか…智核の情報じゃそろそろ我慢してた子達のダンジョンから溢れるて話だし
「任せるよみんな、予定日は11月の20日午前10時35分位かな?」
この白夜がそう感じたならそうなのだろう。ギルドマスターたちはそう気を引き締める。
当日にやっぱりあの人の勘おかしいよと全員が感じたそうな。




