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under 500

燃えないゴミ

やる気がない少年たちを、叩き直して欲しい。


そんな依頼がもう、数え切れないくらい山ほど来た。


本当は、そんな誰かを叱るなんて出来やしないのに。


本来の僕は、人を叱っていいような人間ではないから。


ようやく貰ったテレビドラマの役。


それが、少年たちを諭す近所のおじさんだった。


その練習を部屋でしたことで、隣人に勘違いされてしまった。


間違えるくらいに、演技が上手かったと考えられればいいのだが、そうはいかなかった。


断りきれない性格で、だらしなすぎる貧乏生活を送る、ただのおじさん。


役のおじさんとはかけ離れすぎている。


それが逆に、役になりきれた要因となったのかもしれない。


今まで、中途半端に演技に取り組んで、ダラダラと過ごしてきた。


まさに僕は、燃え上がることの出来ないただのゴミなのに。

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