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このクソッタレの世界で  作者: いえい
2/2

部活勧誘

朝になり学校に行く準備を済ませ学校に行く。


学校につき教室に向かう


なんで2年の教室3階にあんだよ、自転車通学生にはきついでしょ。

そんなことを考えながら歩いていたら


「おーい、黒瀬くーん」


はっ、この声は


「おう、おはよう雫」


あー朝から癒される笑顔だぜ。このために学校に来てます。はい。

というか雫って何時にきてんですかね。いっつも俺が来たら俺の席に座ってんだよなーと考えながら自分の席に向かう。


「宿題やって来た?」


昨夜の俺(宿題?ふはははは何それおいしいの?)


「いや、ちょっと本読むのに夢中だったからやってないんだよね」


「本って漫画でしょ?」


なんでわかっちゃうんですかね。あ、そういえば雫と買いに言ったんだな。


「よくわかったな」


「全くしょうがないなー僕が手伝ってあげるよ」


と、胸張って言ってくる。え、何可愛いいんですけど。


「いや、別にいいよ。やらなくても先生何も言わないし」


「ダメです。宿題はしっかりやりましょう」


「でも、俺バカだから大変だぞ」


「確かに君は勉強は出来ないけど頭はいいからね」


雫が澄ました顔で言った。


な、なんだと、こいつ我が真の姿に気づくとはな、くっくっくだから下界は飽きな‥って何言ってんのかね、というか頭いいってどこ見て思ったんですかねなんて思っていたら


「ほ、ほら、早くしようよ」


自分で言ったことが恥ずかしかったのか赤面している。


「じゃあ、やるか」


そして、俺たちは宿題に取り掛かった。


「なんとか、終わったねー」


「ああ、疲れたな」


「全く、勉強はやった分だけ出来るようになるんだから」


「ふっ、YDKだからな」


「Y やれば D できる K 子、でしょう?そう、その域だよ」


「ん?あー違う違う

Y やって Dできたら K 苦労しない

だよ」


雫は頭を抱えて


「また君は‥‥もう一度言うけど君は勉強やってないだけでやればできるようになるの」


そんなこと言われたってねー勉強面倒だし、面倒じゃん、え、面倒だよね?と言うわけで、やる気がでないしな。


「そうか、考えとくよ」


「そう言ってどうせ考えないんでしょ?」


く、バレてるか。だが、ここはあえて認めよう


「よくわかったな」


「認めた!?」


「その反応からすると、さては言質を取ろうとしたな」


「はーそういう所は頭の回転が早いんだよなー」


チャイムの音


「あ、もうこんな時間だ、じゃあまたね」


「おう、またな」


あーまたつまらない一日が始まんのか


いつも通り休み時間に机で突っ伏していると


「くーろーせーくん、起きてる?」


あ?誰だよこっちは寝てんだよ。

てか、この声‥いや誰だよ、知らねえよ。ったく、俺の睡眠を邪魔する奴は誰だよ。と顔を上げてみると


「あ、起きた。ねえ君部活入ってないよね?」


あ?それだけのために起こしたのかよこいつ


「入ってるよ」


「え、入ってないって聞いてたのに」


確かに俺は入ってない。だが、正直に言うとろくなことがないからな。


「残念でした。って言うか誰?」


「え、私のこと知らない?一応学校の中ではかなり有名人だけど」


うーん、知らないです。でも、可愛いから学校一可愛いみたいな感じか?どおりで周りの視線が痛いわけだ。


「で?そんな有名人がこんな俺をなぜ部活に誘おうと?」


「なんでわかったの?」


「あ?バカにしてんのか?それぐらいふつーに‥


いや、殺気感じるー。ったくとんだ災害だな


「さすがだねー」


「だから、なんのはな‥


え、なんか後ろにガタイのいい奴が3人いるんだけど。あースタンドかー。うんきっとそうだな。


「よし、合格(小声)というわけで、部活見に来てよ」


「いや、部活入ってるって‥


「ふふ、じゃあまた放課後に」


彼女は意地悪そうな顔で言った。そうして彼女は行ってしまった。


ったくなんだったんだよ。というか部活に入ってないのバレてそうだな。じゃあせめて何の部活か言って行けよ。


そんなこんながあって、長い一日が終わった。


「疲れたー」


「おつかれ」


「なあ、雫、俺に話しかけてきた奴の名前知ってるか?」


「まあ、知ってるけど。や、やっぱり気になるの?」


「そりゃあ、俺の睡眠を邪魔した奴の顔と名前は覚えとかんとな」


「そうか、よかったー(小声)」


雫はコホンと咳払いをして言った。


「えっと、彼女の名前は早乙女 ゆりなさんだよ」


「早乙女 ゆりな‥さんかー」


え、本当なんなんですかね。何で彼女の名前言ったら殺気を感じるんですかねー。いや、確かに呼び捨ては良くなかったけどさ、別に本人の前で言ったわけではないし別に良くなーい。それともこういうのが陰口ってか?いやいや悪口じゃねーよ。


「じゃあ、部活見に行ってみようよ」


「まあ、どんな部活やってるかぐらいは見に行ってみるか」


そして着いたのは別棟一階の生物講義室


「ここだよ」


こんなとこで何の部活してるんですかね。


「なあ、ここって何部なんだ?」


「ふふふふ」


え、ふふふふって可愛いんですけど、なんかの呪文?だとしたら、効果はバツグンだ!


「査定部だよ!」

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