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ぼっちの学校  作者: 水銀
特に何もないで章
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こちら滋賀県

なんか前の投稿からすごい日がたった気がする、多分気のせいだろう、うん。

現在僕達は滋賀県の多賀町に来ています。

多賀町とはいっても限りなく彦根市に近い場所に氷柱さんの実家はあるらしい。


「いや〜お父さんが休みで助かったよ」

「息子の頼みとあらば一年でも二年でも休むぞ!」

「そんなことできるわけないでしょこれでも社長なんだから」

「くっ」


とまぁ、こんな感じで久しぶりの会話を楽しみながら滋賀県にまでやってきたわけですが、まさかあんなことになるとは今の僕たちは思いもしないのでした。


「そろそろ着くぞ〜」

「それじゃあ降りる準備しようかみんな」

「はい!」


返事をしたのは氷柱さん、今日の主催の片棒を担っている、というか8割型氷柱さんの企画みたいなものだけど⋯⋯まぁまぁそんなことは一旦置いておいて、先ほどまでは清水さんとのガールズトーク?に花を咲かせていたけれど、僕の合図で瞬時に準備を始めた。


「あ、井上くん僕のカバンとってくれない?」

「わかりました、このカバンであってますよね?」

「そうそう」


今カバンを取ってくれているのは、井上くん1時間前まで一緒に話しながら動画視聴をしていたけど車酔いしたらしく一時中断していた、今はもう回復したみたい。


「心、カバンの中に全部荷物入れ終わった?」

「はい氷柱、でも本当に来れて良かったです!」


さて今氷柱さんと話しているのは清水さん、今回滋賀に来るのに一番説得というか外出許可を取るのに苦労した、当たり前といえば当たり前のことだか本当に苦労した。なんとか清水さんの説得でオッケーをもらえたものの同伴者(黒服、サングラスの男)が複数人増えるところだったんだから本当に焦った。そんなに大所帯でいったら流石に迷惑になるところだったんだから。


「到着したぞー」

「それじゃあレッツラゴー⋯⋯ん?」


扉を開けて降りるとそこには寺とかで見るような荘厳な門があった。


「おー想像していた感じではなかったデース」

「一名くん!?口調が変わっていますよ!?」

「いや〜回想ではもっと一般的ていうか、悪い意味じゃないんだけど普通な家っていうかなんというか⋯⋯ね?」

「あぁ、その家ならあっちです」


指を刺したのは門の真逆、道路を挟んだ反対側にある家だった。


「じゃあこっちは?」

「こっちは実家です!」

「実家かぁ実家なら寺ぽいこともあるかぁ、うん、ちなみに実家は住職さんだったり?」

「あ、いえそういうわけではなくてただのお爺ちゃんの趣味で」

「趣味かぁ、趣味ならまぁ、うん、清水さんと、井上くんはどう思う?」

「私は別に、叔父の家もこのような感じなので」

「僕の家も似たような外装なのであまり違和感はないです、強いていうならうちより大きいくらいなので」

「そっかぁ、ほな普通かぁ」

「はい!そうですよ!では入りましょう!」


ささっと、氷柱さんに手を引かれて門の方に進む。


「でもどうやって中に入れてもらうの?このでかい門を開けられそうもないし⋯⋯」


ピンポーン、とどこか聞いたことのある音が。


「お爺ちゃん、氷柱です!開けたくださーい!」

「あっそこはインターホンなんだ」


見た目との落差で風邪をひきそうなんだけど、ままよ。しばらく待っていると正面から見ただけじゃわからなかったが分厚い扉が開いた。

そしてその門の先に杖をついたご老人が立っている。

んでいかにもな音を出しながら杖をついてゆっくり近づいて⋯⋯ん?奥から何かとってもない速度で?


「氷柱ちゃーん!!」

「氷柱お姉ちゃん!!」

(とも)さん、(あかり)ちゃん!久しぶりです!」

「氷柱ちゃんも大きくなったねぇ」

「前あった時からそんなに変わってませんよ!」

「氷柱お姉ちゃん!私はすっごい伸びたんだよ!」

「本当ですね!」


すんごい仲がいいなぁ。

ていうかお爺さんせっかく雰囲気出してたのに、あぁすごい今にも泣きそうな感じが、いやほんとに誰かー!!

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