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ぼっちの学校  作者: 水銀
第三章 オタクは作品に愛を記す
50/52

三人⋯⋯?

「それじゃあ説教は帰ってからするとして、一名(ひとな)くん!一緒に見てまわりましょう!」

「うん!それじゃあどこから見て回ろうか」

「そうですね、まだ入り口の方はあんまり見れていませんし⋯⋯一旦戻りましょうか!」

「そうだね!」

「もしかして置いてかれる?」

「どうでしょう?」

「どうだろう?」

「そんなぁ〜〜」

「ふふっ、冗談です!一緒にいきましょう!心!」

「よかった⋯⋯氷柱(つらら)?」

「それじゃあ、いっきましょう!!」


それから三人で入り口まで行ってからじっくり見て回った。


「それにしてもこう見ると、でかいね」

「人の何倍も体格が大きいですからね!」

「私この時代に生まれてよかった⋯⋯」

「清水さんの運動神経ならなんとかやっていけそうだけど?」

「無理ですよ!?、流石にこんな大きな恐竜からは逃げも隠れもできませんよ!?」

「じゃあ正面から行くしか無いですね」

「あっ、違、そういう意味じゃなくて!!」

「冗談です!」

「そろそろ時間だね」

「もうそんな時間ですか⋯⋯」

「まぁ一旦お昼食べるだけだし、記録もある程度とれたでしょ?」

「それもそうですね」


今回は集合時間に間に合うように少し急ぎめで集合場所に向かう。


「おぉ〜三人で一番乗りだね〜」

「集合場所ってここであってますよね?」

「そうだよ〜」

「藍沢先生は中に入ってないんですか?」

「入りはしたよ〜でも大体見たことがあるからね〜、確か今回で8回目くらいかな〜」

「すごい⋯⋯!」

「おや?続々と他の子達も来たようだね〜、それじゃあ移動するから一旦並んでね〜」


一旦整列してから次の地点に向かう。

ついた場所は和の雰囲気を纏う飲食店。


「さてそれじゃあここでお昼食べるからみんな4人くらいで席についてね〜」

「すみませんお客さん、最近机のほとんどが壊れましてカウンター席と団体席ならあるんですけど⋯⋯」

「う〜んじゃ〜カウンターでいい人は個々でカウンタ〜に向かってね〜、団体席でいい人はそっちに〜」


かくして僕、氷柱さん、心さんが小さい団体席に、大きい団体席には先生たちが、そして他の生徒はカウンターで食べることになった。


「それじゃあ注文しようか、メニューはっと」

「これじゃないですか?」


氷柱さんがメニューらしきものをとる。


「和のイメージがあったけど色々あるね」

「じゃあ私はこの定食にします。

「それなら私はこの定食に」

「僕はこれにしようかな」

「それなら僕はこれでお願いします」

「オッケー、それじゃあ注文⋯⋯え?」

『え?』


三人だけだと思っていた空間に1人知らぬ人が⋯⋯。

彼らはLevel(友達の人数)が上がるごとにトーキングレベルが上がっていきます。(たぶん⋯⋯)

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