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ぼっちの学校  作者: 水銀
第二章 心を紐解き心を開く
38/52

課外授業を終えて

あの後2人で周辺を見て回ったりして残りの時間を過ごした後、集合して帰宅した。


「ふ〜疲れたな〜流石に歩き疲れたな⋯⋯やっぱもっと鍛えないとかな?それにしてもバスの前に最初に着いた時の竹内(たけうち)先生の怒涛の質問攻めには驚いたな⋯⋯」


時は少し遡る。


「やっとバスが見えたぁ〜流石に少し足が痛いな、氷柱(つらら)さんは大丈夫?」

「はい!体力には少し自信がありますから!なんせ中学では山を登ってましたから!」


ふんす!と誇らしげな声で言う。


「山かぁ、そういえば氷柱(つらら)さんの出身ってどこなんだっけ?」

「あぁそういえば自己紹介とかしてませんでしたっけ?私の出身は滋賀です!」

「滋賀かぁ、まだいったことないんだよね」

「では今度行きましょう!おすすめのクレープ屋さんもありますし!」

「クレープかぁそれはぜひ行きたい「あなた達!」な、っ!」


突然呼びかけられて2人して、若干跳ねるぐらい驚いてしまう、声の方向を見てみると顔の表情が豹変した竹内(たけうち)先生の姿があった。


「あなた達!伏見稲荷で集合の時来なかったけどどこにいってたの!」


怒りにも近いようで遠い声で問いかけてくる。


「あっあの」

「それに少し目の周りが2人とも赤いじゃない!何かあったの大丈夫だった!」

「はい、ストップ落ち着いて先生」

「これがどう落ち着いていられると!!」

「まぁまぁ、そんなにかっかしても、少しは2人の話を聞いた方がいいんじゃない?それに私も伏見稲荷でちゃんと来るのを確認したからさぁ〜」

「それはそうですが⋯⋯2人とも何か危ない目にはあってないのよね?」

『はい!』

「そうならいいけど、でも次からはちゃんと時間通りに来るのよ」

『わかりました!』


そうしてなんとか、鬼の形相の先生から逃れたわけだけど。


「でもあんなに心配してくれるって優しい先生だな、じゃ今日はもう休もうかな、お風呂入って、ご飯食べてあとは寝る、うん善は急げだ早速お風呂に入ろう」


そして、決めた通りのメニューで過ごして後は寝るだけになった時、着信音が鳴る。


「誰だろ?」


見てみると氷柱(つらら)さんからだったので電話に出る。


「もしもし?」

「あっ一名(ひとな)くん夜遅くにすみません」

「全然大丈夫だよ、まぁ夜って言ってもまだ9時だけどね」

「それもそうですね、あぁそれで全話した理由なんですけど、来週末には学力調査テストがあるじゃないですか」

「あぁそういえばそうだね」

「そこでなのですが、土曜日2人で勉強しませんか!」

「勉強?」

「はい、範囲もわかるわけですし、そのこれも友達ができたらやってみたかったんです!」

「OKじゃあどこでしようか?」

「では、わた⋯⋯学校の外に学生向けのカフェがあるらしいのでそこにいきませんか?」

「わかった、じゃあ明日校門で集合でいい?」

「はいではまた明日!」


電話を切ってスマホをベットの上に置く。


「さてじゃあ明日の準備しますか、確か範囲は時間割のとこに書いてあるんだっけ」


その場所まで向かって確認する。


「そういえば、来週の授業もまだ見てなかったな、ついでに確認して準備しておくか」


見てみると、いつもの授業に一つ始めてみるものが。


「あれ?英語⋯⋯あっ!なんで主要教科のこと忘れてたんだろう!!じゃあその他も含めて準備しないといけないな」


明日カバンは持って行くため、準備物は机の上に置いておく。


「さてとじゃあこれぐらいにして、カバンももう一個ぐらいあったほうがいいかな?あとは服だけど、家から持ってきたのでいいかな?よしじゃあこれでオッケーかな、じゃああとは明日に備えて寝よう!」


そして今日の疲れもあってか十分も経たぬうちに眠りに入る。

英語がなかったのは忘れてたとかじゃないよ⋯⋯うん

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