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ぼっちの学校  作者: 水銀
第一章 氷は溶けて笑顔となる
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一旦の休憩時間

現在一名(ひとな)は部屋で課外授業について考えていた。


「う〜ん、課外授業には何持っていけばいいかなぁ?いっても京都市内だから1時間かかるかどうかってとこだし、あっちでも数時間自由時間があるみたいだから、その時に使う金額も考えて持っていかないといけないよなぁ〜」


今日ポストに投函された封筒には第一学期の文字とともに10万円が入っていた。


「たぶんこれが1学期に学校行事に使う金額とそれ以外の金額なんどと思うんだけど、、、ん?」


確認をしていると封筒の中にもう一枚紙が入っていることに気がついた。


「なんだろこれ?」


紙は広げるとそこには今後の活動費用について書かれていた。


「ふむふむ、なるほど取り合いず三万は残しておいた方がいいと」


他にも部活動に関することを後日報告するなどの情報が載っていた。


「部活動、部活動かぁまぁ僕には無関係な話だな、中学でも入ってなかったし、それじゃあお金は取り合いず財布にしまって明日あたりにでも必要な物買いに行こうかな」


鞄の中に入っている財布を取り出してお金をしまいひと段落。


「今日中に見るべきものには目を通したししばらく趣味の時間にでもしますか」


そういって一名(ひとな)はゲーム機を取りベットに寝転んでゲーム始めるのだった⋯⋯




一方とある生徒の部屋。


「ただいま、、、いや今は誰もいないよね、、だって寮だもんね、、、はぁ」


小さなため息でも響く部屋に少々嫌になりながらも服を着替えてベットに寝転ぶ。


「今日は誰かと喋ってないな、昨日は先生とも話せたしそれにクラスメイトの(かつら)くんとだって話せた」


少々笑みを浮かべる。


「お母さんに電話しようかな?」


スマホを取り出してコネクトを開く、母とのチャットルームを探している時ふと指が止まる。


藍沢(あいざわ)先生、そういえばこの前お願いしたこと、いつ行こうかないつでもいいっていってくれたけ

ど、でも1人だと表情固まっちゃうし、、、うんまた今度にしようかな」


そういって再び指を動かす。


「あ、あったお母さんとのチャットルーム、今までは家で会うからあんまり使わなかったけどしばらくは使うことになるかも?」


チャットルームを開いて通話を開始する、するとすぐ母は応じてくれた。


「あら、氷柱(つらら)ちゃんどうしたの?」

「今日の“日課“を済ませようと思って」

「あらそういうことだったのね、そういえば学校では誰かと話せた?」

「うん生物の先生とクラスの子と昨日話せたよ」

「そう!よかったわね!あ、氷柱(つらら)ちゃんごめんねお母さんご飯作らないとそれじゃあ引き続き頑張ってね、あと健康にも気をつけてね」

「うん、じゃあまたお母さん」


通話を切ってスマホを置く。


「これからも喋れるといいな」


少女は笑みを浮かべながらそういうのだった。

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