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ぼっちの学校  作者: 水銀
第一章 氷は溶けて笑顔となる
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歴史の授業

「ふぅ〜美味しかったぁ」


朝ごはんを食べ終えて食堂を出る。


「一旦部屋に戻って準備しますか」


エレベーターで2階まで行き部屋まで移動する。


「今日の授業は歴史と生物と国語か名前は結局書いてなっかたんだっけ?」


確認するとまだ書いていなかったので急いで書く。


「危ない、危ないそれにしても机の引き出しに文房具類と予備が一通り入っているのはすごいな」


引き出しには、鉛筆から油性ペン、定規や下敷きなどよく使うものから絶対使わないといえそうな色のボールペンまで多種多様な道具が入っていた。


「じゃあ後は適当に時間潰してから出発しますか」


その後家から持ってきた本を読んで時間を潰した。


「じゃあそろそろ出発しますか」


準備したものを持って部屋を出る。

教室につくとすでに1人は到着していた。


昨日の男の子だ、帰るのも着くのも早いんだ


現在の時刻はまだ8:30、十分すぎるぐらい早い時間に来たと言える時間帯だ。


今日は一番乗りだと思ったのになぁ、来週はもっと早くきてみようかな


そんなことを思いつつスマホを見ながら時間を潰す。

チャイムがなり授業5分前を知らせてくれる。


そろそろ準備するかぁ


鞄から教科書を取り出して机の上に置く。

その時教室の扉が開いて教員が入ってきた。

教員は教卓のところにある椅子に座ってパソコンの準備をしている。


あの人が歴史の先生か、なんかすごい若いな


観察をしていたらチャイムが鳴った。


「さて!それじゃあ授業を始めよう」


開幕一番大きい声でそういった。


「じゃあ号令から始めようか、はい全員起立」


全員が起立する。


「じゃあ、よろしくお願いします」

「お願いします」

「はい、着席」


号令って先生がするもんだったっけ?


そんな疑問を浮かべながらも教員はどんどん授業を進めていく。


「それじゃあ1回目の授業ということで自己紹介から始めよう」


そういってプロジェクターから映像を出して自己紹介を始める。


「俺の名前は池田 轟(いけだ ごう)、22歳だ、職業はまぁ見ての通り教員でちなみまともな仕事はこれが初めてだ、まぁこんなところだ、他に何か質問はあるか?」


あれもう終わった、普通好きなものとかあると思ったんだけど


そしてまぁ大体予想はつくと思うけど誰も手を上げることもなく質問コーナーは終わった。


「よしそれじゃあ、授業を始めるぞまずはプリントを配るとするか」


配られたプリントには三年間の予定と書かれていた。


「はいそれでは今から三年間の予定について説明するぞ、まず一年では歴史を二年は地理を三年は公民を主体にやっていく、まぁ大体は中学の時にやったことの深掘りだからあんま気にしなくていいぞ」


その後しばらくの間授業についての説明が続いた。


「じゃあ授業についてはこのくらいにして、1回目だしこのあとはどうしようか?」

まさかのノープラン、大体の人は何かしら考えてくるものだが、何も考えてきていないのは稀で少し唖然とした。


すると、扉を誰かがノックする音が聞こえた。


「授業中失礼します、池田(いけだ)先生少しお時間よろしいでしょうか」


礼儀よく、挨拶をして入ってきたのは竹内(たけうち)先生だった。


「おぉつ、げほん、げほん、竹内(たけうち)先生どうぞ」


なんともわざとらしい咳に聞こえるがそんなことはさておき先生が入ってくる。


「授業中で申し訳ないのですが、今日緊急で教員会議が入ったため、本日のホームルームが無くなったため今報告

します。来週の金曜日は課外授業で外出をしますのでその説明を」


ん?課外授業?


「行き先は伏見稲荷大社あの千本鳥居で有名なところです、なので準備物などを書いたしおりを持ってきたので確認してください、それを買うための金銭は入学時に学費と一緒に払っていただいているので本日中に各部屋のポストに投函されますので確認しておいてください。後は不必要なものに使いすぎないようにしてください、ということで私からは以上です、何か質問があれば後日、職員室に来てください、ではお時間いただきありがとうございました先生」


そう言って先生は教室退出していった。


「だそうなので、後はしおりを読む時間にしようか」


課外授業、早すぎるんじゃ、、、高校ってこんなもんなのか?


チャイムがなるまでこの疑問は続いたのだった。

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