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ぼっちの学校  作者: 水銀
第一章 氷は溶けて笑顔となる
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元気な朝・静かな朝

「今日も晴れかぁ!いい天気だなぁ!」


彼の名前は池田 轟(いけだ ごう)史然高校では歴史を担当している。


「さて今日から授業も始まるし、さっさと準備を済ませて行きますか」


現在の時刻は朝の7時、寮を出て職員室に向かう。


「いや〜職場がすぐそこなのはいいことだな〜、大学よりも近いときた」


4月も始まったばかり、肌寒い風がよく吹く。


「それにしても、新設校とはいえ部活動が一つもないのは意外というべきか、、、」


広いグラウンドに対して木々や道具類しか置かれていない殺風景なその景色はいささか本当に高校というべきか周りからすれば疑問に思うことだろう。


「まぁあの人のことだ生徒の自主性の成長を見守りたいんだろうけど、、確か孫も入ってるとかいってたけな?」


そんなことを考えながら歩いていると職員玄関がもうすぐそこまできていた。


扉を開けて中に入り靴を履き替える。


「あれ?もう誰か来てるのか」


すでに履き替えられてある靴が三人分あった。


「おはようございます!」

「あら、おはよう(ごう)

「おはよ〜池田(いけだ)くん」

(つき)それに藍沢(あいざわ)さん早いですね」

「そんなことないよ〜今日は授業初日だしちゃんと準備しないとだからさ〜」

「そうね、私も担任だしこれくらいはしないとね」

「そういえばもう1人来てるみたいだけどここにはいないの?」

「あぁそれは校長のだよ〜」

「えぇ、好調ならもう校長室にいるわ」

「相変わらずですねぇ、60歳とは思えませんよ」

「そうね、誰よりも努力なさる人だからね」

「だからみんな校長についてきたんだけどねぇ〜」

『そうですね』




「ふわぁ〜もう朝か」


現在時刻は7:30。


「確か今日も9時からだよね、じゃあ朝ごはん食べに行こうかな」


制服に着替えて部屋から出て食堂に向かう。


「ここかぁ、うんやっぱり広いなぁ」


学校の食堂ほどとは行かないもののかなりの人数が入りそうな食堂だった。


「注文ってどうすればいいのかな?」


それらしきものを探してみるとカウンターの横に食券機があった。


「これかな?メニューは、、、結構あるなぁ、、、取り合いず朝ご飯ぽいの選ぶか」


そう思って、焼き鮭定食のボタンを押すと食券が出てきた。


「これをカウンターに持っていけばいいのかな?」


食券をとってカウンターに移動する。


「すみません」

「はいはい、なんだい?」

「これを渡せばいいんですか?」

「朝ごはんね、じゃあちょっと待ってね今作るから」


そういっておばあさんは奥の方へ行った。

呼び出しベルを受け取り、近くの席に座る。


「静かだな、、」


朝の食堂はまだ静かで、なんだか寂しさを感じさせる。

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