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ぼっちの学校  作者: 水銀
第一章 氷は溶けて笑顔となる
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プロローグ 始まりの日 中

校門を潜り抜けて案内を見ながら試験の教室えと足を運ぶそこには20席分置かれた机と椅子があったすでに一席を除いて全て座られており空いている一席に自然と自分も座った。

現在時刻は8時45分入試開始まで後15分ほどカバンから参考書を取り出して時間を潰す。

5分たった後二人の教師が教師に入ってくる、1人は男性もう1人は女性の教師、2人の教師が入試の説明を始める。


「今回は史然高校(しぜんこうこう)での初めての入試のためこちら側としてもいろいろ試しながらにはなりますが基本的には他校と同じです。」


曰く、まず国・数・英をうけその後昼食をはさみ理・社

を受ける。その後校長による"個人面接"が行われる。


「それではこれよりテストを配ります、不正のないように全力で取り組んでください」


やばいめっちゃ緊張してきた〜、入試に向けて対策は全力でしてきたつもりだけど今になって心配性が出てきた


説明しよう彼、桂一名は史然高校以外の高校を志望せずに史然高校の入試に全てを注いできたのである。

しかし新設校である史然高校の過去問などあるわけもなく偏差値もわからない、まさしく"未知"の領域にある。なので近畿の中でもTOP10に入る偏差値の高校の過去問をやり続けて擬似的にテストをやった時には8割程度取れるぐらいには勉強していた。

そして運命を決める入試が今始まる!!



「はいそれでは、これより昼休憩を始めます、各自1時までには席に着いておいてください。」

「はぁ〜疲れた」


誰にも聞こえないような小さな声でいう。

何故こんなにも疲れているのかというと"予想外"というほかなかった50分という時間の中で出題された問題は国・数・英それぞれで出された問題はそれぞれたったの10問しか出なかった。しかしその全て問題が人間の深層心理を問うような、道徳的な問題が多かった。

だからこそこの疲れよう、例えば史然高校への志望理由を英文で書く問題や数学だと計算が8割をしめたものの残り2問は出てくる人物の感情が問題に入っているようななんとも言えない問題であった。


まぁそれはさておきお昼ご飯の時間だ!


と思い立ち上がってみると教室の中には自分ともう1人を除いて誰もいなかった。ふと残った1人を見てみるとそこには忘れもしない朝であった少女がいた。

少女はお弁当箱をすでに広げ昼食をとり始めていた。

ちらっと少女と目が合った

僕は反射的に顔を逸らす。何故逸らしたかと言われれば少し困ってしまうがただ"無表情"な顔の中にある確かな眼差しを見れなかった。

そんなこんなで昼食を食べ始める、そして12時45分頃には全員席に着いていた。


さて理科と社会は流石に国・数・英とは違って単語の問題だけで合ってくれよ!

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