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ぼっちの学校  作者: 水銀
第一章 氷は溶けて笑顔となる
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高校生デビュー

4月2日、この日から僕たちの学生生活は始まる。

「さて、行きますか!」

制服を見に纏い、自室の扉を開ける。

「えぇっと、確かこのカードキーを扉に刺せば鍵が閉まるんだったかな」

カードキーをいかにも刺してくださいと言わんばかりの隙間に刺すと「ガチャン!」っと確かに閉まる音がした。

「よし、じゃあ行こう!」


さてなぜこんなにもノリノリなのかというと、新しい学校でできるものといえば、そう()()()()()である。

つまり一名(ひとな)は初めての友達ができるという希望や期待を胸に歩いているのだ。

さてなぜ今まで彼に友達ができなかったのだろうか。

別に彼は社交能力がないわけでもなく、()()()()の関係性が生まれれば家族と同等の会話ができる。

そうある程度ここが重要。

ここから分かるだろう、その水準まで彼と親交を深めることがなかったのだ。

なぜそんなことが起きたのか、それは彼が社長の息子であることが深く関係してくるのだが、その話はまたの機会でいいだろう、、、


「今日は確か教材の配布、、じゃなかった説明と学校を案内するんだったかな」

あまりにも内容が小学生と変わらないのは今は置いておこう。

「教材は今日中に部屋に届くんだったかな?う〜んでも今の部屋を見られるのは少し嫌な気もするなぁ」

なぜかといえば察しはつくと思うが、昨日の夕方にきたばかりつまりまだ全然荷造りが終わっていないのだ。

「まぁ、もう見られてるのかな?うんそういうことにしよう!」

そうこうしているうちに教室についた一名(ひとな)は自分の席に座る。

 時刻は現在“8:30“1時間目が始まるまで残り30分ほど。

(うーん暇だなぁ、他の人は何してるんだろう)

現在教室にいるのは自分を含め5人。

イヤホンをして何か聞いている人、おそらく小説を読んでいる人、漫画を読んでいる人、動画?を見ている人。

(はっしこじゃなくても他の人が何かしてるか案外見えるんだな〜)

一名(ひとな)は8番目で席は一列に4席ずつだから、一名(ひとな)の席は2列目の4番目とういことになる。

(うーん、じゃあ取り合いずスマホでも見ておくか。

ポケットからスマホを取り出し手慣れた手つきで、パスワードを解除して動画配信サイトを開ける。

(今日は何みようかな?昨日は「天下争乱」の実況見たしなぁ、おっ!公式が動画を上げてる!)

動画を再生すると三人の影が映る。

続いて“大型アップデート“の文字と共に様々な内容が流れていく。

特に目につくのが以降の二つだった。

(“新武将の追加“、“新対戦モード“、か!すごい楽しみえぇっとアップデート日時は“11月30日“!遠いなぁ!)

そう思っているといつの間にか20分近くたっていたらしく竹内(たけうち)先生も入ってきたのでスマホをしまい授業を受ける体制を整える。

チャイムがなり一日目の授業が始まる。

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