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ぼっちの学校  作者: 水銀
第一章 氷は溶けて笑顔となる
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入学式"その後"

式終了後教室に移動した僕たちは各々の席に座る。

その後続くように保護者と1人の教員が入ってくる。

「皆様、入学式お疲れ様でした」

女性の教員は話を続ける。

「私の名前は竹内 月(たけうち つき)といいます、これから三年間このクラスの担任を務めさせていただきます、担当は美術です」

(へぇ〜担任、、、担任!?)

まさかの発言そして何より三年間という事実に驚く。

そんなことは知らんというばかりに説明を続ける。

「本来なら一年ごとに担任を変えるはずだったのですが、校長の()()により三年間ということになりました、同様に美術も三年間持つことになっています」

僕をはじめとして生徒は何人か驚いている、一方親は(最近はこんな感じのこともあるのねぇ〜)といった様子の人もいれば、妙に納得した様子の人も多い、なぜかうちの親もそちら側だ。

「この後は、書類を各自提出したのち解散となります、また本日より寮生活を始める人もいますと思いますのでその人は各寮のフロントにいる教員から鍵を受けっとてくださいそれでは・・・・・・」




解散後、僕たちは合流して寮へと向かった。

寮は校舎のすぐ近くに併設されていて、10分休憩の間に物をとって帰って来れるくらいの近さにある。

「なんかデカくない?」

そう思うのも仕方ない、なぜなら高層マンションとまではいかないものの校舎よりも大きな建物が二つ併設されているのだから。

「まぁ、あいつらならあこれくらいするだろ!さ、それよりいくぞ!」

「えっ、それってどういう、てっ、ちょ」

父の発言に疑問を浮かべる暇もなく、父によって引っ張られていく。

先ほども述べた通り、建物は二つあり手前が男子棟、奥が女子棟だということが近づいていくとわかった。

「失礼すんぜぇー!」

父が大きな声を出しながら寮の中に入っていく。

「おぉ中も綺麗だな!」

「えぇそうね」

子どもより騒いでいる親と言うのも中々に珍しいだろう。

それはさておき、楽しんでいる2人を放置しフロントに向かう。

「すみません、ここで鍵をもらえるって聞いたんですけど」

「あっはい、そうですよ、ではこちらの書類に氏名を書いてください」

そう言われ、すらすらと名前を書く。

「はい、桂 一名(かつら ひとな)くんですね、確認します、少々お待ちください」

1分後、、、

「はい確認しました、こちらが鍵となります、これは予備もございますが2回以上無くされると再発行という形になり料金が発生するので注意してください」

「はい、わかりました」

カードキーを受け取る。

「お母さん、お父さん、終わったよ!」

いまだにはしゃいでいる2人を呼びエレベーターに向かう、、、


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