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ぼっちの学校  作者: 水銀
第一章 氷は溶けて笑顔となる
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入学式

4月1日当日一名は制服を身につけて出発の準備をしていた。

「よし!」

白のシャツ、灰色のズボン、青のブレザーを身に纏い鏡のまでしっかりと着れているか確認する。

(ついに入学式当日か、そして今日でしばらくこの家ともさよならだなぁ)

一抹の不安や哀愁を感じさせながらも、荷物の大半が寮へ送られたから引越し当日を思わせる空っぽの部屋がそこにはある。

(まぁでも行きますか!)

部屋を後にし一階へ降りる、そこにはお母さんとお父さんが出発の準備を済ませて待っていた。

「お待たせお父さん、お母さん!」

元気な声がリビングに響く、すると父が振り向いて返事をした。

「よぉ一名!制服もバッチリ似合ってんじゃねぇか、やっぱり俺と母さんの息子なだけあるな!でもそんな姿を見れるのも今日を過ぎればしばらくないと思うとなんだか悲しいもんだなぁ。」

高速で話される言葉の数々に少しの圧倒といつもの安心感を覚えつつ笑う。

「大丈夫だよお父さん帰ってこようと思えばいつでも帰って来れるんだし!そんなことより早く行こ!」

そんなことを言いつつ全員で外に出る。

「今日は久々に家族でドライブだ!なんだかんだ受験で忙しくて行けてなかったからなぁ」

車のエンジンをかけて家を出発する。






「よーし着いたぞ!おぉここが史然高校か!2人から聞いてた通り綺麗だなぁ!」

来賓専用の駐車場にお父さんの大きな声が響く。

声でかいなぁと思いながら周りを見渡して他に人がいないことを確認して安堵する。

「お父さん、あんまり大きな声出さないでよ恥ずかしい、誰もいないからよかったけど」

「おっそうか!はっはっすまんすまん」

(昔からだけど常に声がおおきなぁ)

てな感じが続きつつも校舎の前で別れる。

そして教室に向かう。クラスは1組で教室は一階にあるらしい、昇降口から校内に入り靴を袋にしまい道なりに進んで行き教室を探す。


数分後、、、


(あったあった、まさか職員室のすぐ近くにあるとは思わなかったけど)

教室に入ると意外にも一番目に到着していた。

「まさか今まで最後だったのに、今日に限って一番目か」

そんなことはさておき席を確認して座る、クラスには20人分の席と教卓が一つある、教室の広さに対してだいぶ少ないなと思いながらも右から縦に数えていって8番目の席に座る。

1人しかいない教室に風が吹く、すると人が入ってきた。

その人は無表情であった、そうその人の名は中川氷柱

今日に至るまで決して色褪せなかった朝の記憶に映る人であった。中川さんはこちらを一瞬見たもののそそくさと自分の席と思われる席に座ってしまった。

その後どんどんと生徒が到着し最後に教師が1人来て

「これから入学式に向かいますので生徒の皆さんは廊下に番号順で並んでください」

そして僕らは入学式へと向かって行く。

校舎について

まず史然高校は三階建ての校舎が一つそして二階建ての校舎が渡り廊下などを通じてそこと繋がっている。

そこで三階建ての方をA棟、2階建ての方をB棟とする。

他にも体育館など各種設備があるがここでは割愛する。

A棟1階には1年生の教室と職員室があり2階には2年生の教室など、3階には校長室と資料室などがある。

B棟の1階には3年生の教室と食堂、2階にはそれぞれの授業で使う専用の教室が用意されている。その上には屋上があって生徒も立ち入れる。これ以外のことはまたいつか書こうと思います!


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