プロローグ
初めまして、猪花暮です。
小説を書くのは初めての挑戦ですので温かい目で読んでいただけると幸いです。
指摘などありましたらどんどん書いちゃってください(お手柔らかにお願いします笑)
ーー王都エールーー
辺りは火に包まれて家は焼け落ち、人々の亡骸で埋め尽くされていた。
「ハハハ、人間どもよ安寧な時はもう終わりだ、この世界は我々崇高なる悪魔族が支配する。」
王城の玉座には血まみれで横たわった王とそれを踏みつけながら高笑いする悪魔族グラールがいた。
「国民を守るつもりがこの様な結末になるとは…
グハッ、我が家臣の体を乗っ取り国内に反乱の種をばら撒きおったとはこのひきょ」
王が言い切る前にグラールは頭を踏み潰し、不気味な眼で上を見上げている。
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俺は落ちこぼれだった。
勉強、スポーツ何しても上手くいかず、劣等感に苛まれベットの上で天井をぼーと眺める日々が何日もつずいていた。
ある日いつものように天井をぼーと眺めていると意識が遠のくのを感じた。
気がつくと全く知らない場所に立っていた
「ここは…どこだ?…夢か?」
不安と困惑が襲うなか辺りを見渡すと、見た事のない植物が奇妙な形で空に向かって伸び、その上には大きな翼のある巨大な影が横切っていた。
緑の中にひっそりと茂みが揺れていて何か潜んでいる気配を感じた。
ガサガサッ
中からゴブリンの様な見た目の青い肌をした化け物が姿を現した、化け物は悍まし鳴き声と鋭い眼光でこちらを威嚇している。
化け物がクンクンと鼻を鳴らしている様子を見て背筋が冷たくなった、まさか俺の匂いを覚えて追跡しようとしている訳じゃないよな?
「ガルル…」
心臓がドクンッと跳ね、全身に恐怖が広がった。夢とは思えない恐怖心に駆られ俺は一心不乱に逃げ出していた。
冷たい風が顔を刺すように吹き付ける中、足音だけが森の静寂を破っていく。
後ろを振り返ると化け物が迫ってきている。
逃げろと言う感情が頭を支配する中、突然地面が消えた。
そう落ちたのだ…崖から
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