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兄貴(智樹)に恋人が?

おまたせしました。

翌日の土曜日。


いい方法を考えると言っていたがなかなか思いつくものでも無い。

BL漫画を読みながらどうしようかと考えていると「グゥゥゥゥ」とお腹がなる。時計を見ると13時を過ぎていた。どうりで腹がなる訳だ。

今日は兄貴二人とも部活で家に居ないため自分のご飯は自分で作らなくちゃいけない。幸い料理は大好きだから問題ない。


「んー、蕎麦とかき揚げにしようかな!かき揚げ作る材料揃っているし。」

俺はしばらく何も考えずに料理をしていた。すると玄関が開いた。兄貴のどちらかが帰って来たのかと思い玄関を覗くと智樹がいた。

「おかえり、お昼食べた?」

「優一ただいま。まだ食べてないんだ。」

「それなら智樹の分も作るわ!今から俺お昼ご飯だから。」

「本当か!優一の作る料理美味しいから是非とも頼むわ!」

2人分のかき揚げを作って蕎麦を茹でる。


智樹に盛り付けを手伝ってもらいリビングで一緒に食べる。

「優一、昨日のことなんだがな……。」

「なにかいい方法を考える事?」

「そうその事なんだが、俺あいつの事をデートに誘ってみようと思う!」

「なるほど、デートしてみて自分の気持ちを確かめるんだな。」

「それは今日自覚した。」

意外な発言に少し驚くのであった。

「自覚したって一体またどうして……。」

「今日部活の練習試合だったんだが、あいつが他校の女子や男子と仲良さげに話していると胸がチクッとした感覚になったんだ。その後俺と話していて不意に抱きしめられた時にあっこいつの事好きだわって自覚した。」


不意に抱きしめられるって一体どんなシュチュエーションなのか詳しく聞いてみたいのだが、智樹曰く告白の返事をそのデートの時にするらしい。

まぁ、厳密に言えば智樹が告白の返事をしていないからデートって言うよりかは男二人で遊びに行く感じで誘ったらしい。


「それで、行く場所はどこなんだ?」

「水族館に行く。」

「ほう、いいじゃん!智樹ちゃんと返事してくるんだぞ!」

「弟に言われるのはなんか複雑な気分だ。まぁ最初に頼ったのは俺なんだが………。」

「本当にだ。まぁイケメン兄貴に頼られるのは嬉しいから大歓迎だけどね。」

俺がそう言うと智樹は「可愛い弟め!」と頭を撫で始めた。

「ちょっと、そんな事してないで早く食べようぜ!」

「ハハハ悪い悪い!」


昼食を食べ終えて智樹とリビングでくつろいでいる。

「そういや、水族館いつ行くの?」

「明日!」

「来週とかじゃないんだ………。」

「思い立ったが吉日だ!」

「謎の行動力!」

「早くあいつに応えてやりたくてな。それに……今日も耳元で好きって連呼されたし。」

そう言って少し顔を赤くする智樹は可愛いと思う。早く付き合ってやる事やってください、その時はちゃんと撮影しておいてもらえると助かります。もっもちろん資料に使うためだぞ、変な意味じゃないからな。


「んじゃあそんな兄貴のために今日の夕飯は精のつくものにしようかな!」

「ゆっ優一!」

「そりゃ告白の返事がいい返事ならそう言う事も………ってなるかもだろう?」

「そりゃ、BL漫画とかならそうなるけど……。さすがに現実だと違うからな!」

「そうかなぁ?まぁいいや、今日の夕飯は任せてな!」


今日は俺が夕飯作る日なので早速買い物に出かける。もちろん奮発して鰻を買った。

「うなぎ丼にするならおかずは天ぷらか?でも昼にかき揚げ食べたしな……。」

おかずを何にしようか悩んでいると豚バラ肉が安くなっていた。

「よし、おかずは冷しゃぶにするか!」

ついでに買っておかなくてはいけない調味料などもカゴに入れてレジで会計し家に帰った。

家に帰ると智樹に「本当に鰻買ってきやがった!」と言われたが無視した。光樹には「鰻だラッキー!」と抱きつかれる。



翌日智樹は少しテンション高めで出かけて行った。結果的に言うと1組のカップルが誕生しました。ちなみに智樹には「優一、この事は漫画とかにするんじゃねぇぞ、したら光樹に犯させるからな!」と脅された。光樹に犯されるなんて嫌だ光樹は別のイケメン男子を犯してください。

そう言うわけで漫画にして楽しもうという俺の計画は潰されました。今度恋人様は紹介してくださるそうで楽しみです。

次回予告


月曜日。


正樹と学校に投稿したら「伊崎ちょっとこっち来い。」とクラスの男子の山口に手を引かれて人気のない屋上に出る扉の前に連れていかれた。屋上は立ち入り禁止なためここには誰も来ないからと思われる。

「おい、山口急になんだよ。」

「すまん。」

「なんか人に聞かれたくない話か?」

「実はそうなんだ、あのさ伊崎……………。


果たして優一は何をいわれるのか!次回もお楽しみに!


はい、1回やって見たかった次回予告でした。

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