表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた~落第剣士の学院無双~  作者: 月島 秀一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

355/445

桜の国チェリンと七聖剣【百二十六】


 フォンと向き合ったバッカスさんは、チラリとこちらへ視線を向けた。


「――よく聞け、小僧。ディールのような『毒使い』の能力は、大きく分けて二つ。この世に存在する毒を生み出すか、全く未知の毒を生み出すか、じゃ。ほぼ全ての毒使いは前者に属するが、極稀(ごくまれ)に後者の能力を持つ者がおる」


 彼はさらに話を続けていく。


「両者を見分ける方法は一つ、『回復系統の魂装が、その毒を無効化できるかどうか』。――小僧の闇で治療できんかったことから見て、敵の能力は『未知の毒』を生み出す厄介なタイプだのぅ」


「どうにかして、その毒を消す方法はないんですか!?」


「未知の毒は、本来この世に存在しない物質。それが術者の霊力を依り代として、一時的に具現化しただけに過ぎん。つまるところ、霊力の供給源を――術者の意識を絶てば、毒はたちまちのうちに消滅しおる!」


「つまり、ディールを倒しさえすれば……リリム先輩とフェリス先輩は助かる!」


「そうじゃ。仲間を失いたくなければ、一刻も早く目の前の敵を斬り伏せぃ!」


 誰よりも戦闘経験の豊富なバッカスさんは、貴重な助言を残し――フォンとの激闘に身を投じたのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ