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桜の国チェリンと七聖剣【百二十】
起爆粘土のはじける巨大な爆発音と鋼の水が大地を穿つ破砕音、耳をつんざく凄まじい音が島中に響き渡った。
「くっ!?」
とてつもない衝撃波が巻き起こり、視界一面が砂煙によって潰されていく。
ディールの姿は視認できないが、おそらくかなりのダメージを負ったはずだ。
「ふふっ、手応えありね!」
「こ、これは……やったんじゃないか!?」
「いい具合に決まったんですけど……!」
会長たちは油断なく剣を構えながらも、会心の笑みを浮かべていた。
(……凄い)
まさかハンドサイン一つで、ここまで完璧に意思疎通ができるなんて……。
三人の相性が抜群にいいということもあるが、今回のはそれ以上に様々な状況を想定した『備え』が活きている。
(さすがは先輩たちだな……)
そんな風に俺が感心していると、
「……まだだ、来るぞッ!」
ローズの鋭い叫び声が響いた。
すると次の瞬間、
「――毒玉の拡散」
とてつもない速度の毒玉が、三百六十度――全方位に放たれた。




