COE研究員
今、日本学術振興会ではスーパーグローバル大学創生事業というのをやっている。その目的として、
「我が国の高等教育の国際競争力の向上を目的に、海外の卓越した大学との連携や大学改革により徹底した国際化を進める、世界レベルの教育研究を行うトップ大学や国際化を牽引するグローバル大学に対し、制度改革と組み合わせ重点支援を行うことを目的としています」(日本学術振興会ホームページより)
とある。この事業の前身はCOE事業と言って、「大学の構造改革の方針」(2001年6月)に従って、2002年から始まった事業を前身としている。その目的は、
「日本の大学に世界最高水準の研究教育拠点を形成し、研究水準の向上と世界をリードする創造的な人材育成を図るため、重点的な支援を」……、
続きますがもういいっスね。まあ、似たようなことを昔からやっていたというわけである。ちなみにCOEはCenter of Excelence の略で、優秀なものの中心、とでもいった意味である。私はこの事業の研究員をしていた、というと驚かれるかもしれない。京都大学法学研究科がこの拠点の一つに選ばれたので、その研究員をしていたのである。
ちなみに、このような事業をやっていて、成果が上がって居るのかというと、……まァ、あんまりツラいことは、聞かんときましょう。