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吸血鬼皇と楽天家騎士  作者: 怠惰なスイカ
一章 吸血鬼と少女
5/5

文字と本

すいません、一日遅れました。


 吸血鬼は顔をしかめヴァルツァーを見る。


「……何なのだ何が可笑しい?」

「うんうん、可笑しくはないよ……フッフフ…吸血鬼じゃあ!いざ薬草摘みに行こう!」

「だから、行かないと言っているだろう!」

「まぁまぁ……暇潰しと思ってさ!」


 怒る吸血鬼にあくまで穏やかに緩かに返すヴァルツァー。身長差はそれなりにあり身長170㎝ぐらいの吸血鬼に対しヴァルツァーは140㎝ぐらいと30㎝以上差がある。しかし、その差を気にしないヴァルツァーは吸血鬼の腕をぐいぐい引っ張る。


「……暇ではないが、貴様がここにずっと居られると鬱陶しいからな……仕方い摘んだら帰るのだな…」

「では、行こうか!」


 吸血鬼とヴァルツァーは薬草の多く生息している場所を目指し共に歩いて向かうことにしました。


「吸血鬼さんは薬草摘んだ事あるの?」

「無いな……本を読んで知識は知っている」

「へ~、私あんまり知らないだよね~」

「……その本はなんだ、薬草の本ではないのか?」

「ん~…、これはお伽噺の本だよ!」


 薬草を摘みに来たのに全く関係の無いお伽噺の本を持ってきたヴァルツァーに吸血鬼は本を見る。タイトルは「姫と化け物」という名の本だ。中々に年季が入っており所々焦げている箇所も見つかる。


「変わったタイトルの本だな……」

「ん~、そうなの?」

「貴様の本だろ」

「私字読めないー!」

「…………何で本を持っているのだ……」


 読めない本をヴァルツァーが持っている意味が分からず首をかしげる吸血鬼にヴァルツァーは本を押し付けた。


「吸血鬼さんなら読めるかなぁ~て思って!」

「!……何故余が貴様に本を読まねばならないのだ」

「ん~、特に無いね、ハハハハハ!」

「……………」


 吸血鬼は笑う少女に困惑しました。

 最近書く小説を増やしてしまって、アワアワしております。

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