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さて、皆様こんにちは。

皆様は瞬間移動、というものをご存知でしょうか?恥ずかしながら私は今まで一瞬でどこにでも行ける。あるいは、魔法陣等を使って行き来する。等だと思っておりました。


何故、そんなことを今言うかお分かりでしょうか?


現在、その瞬間移動を体験中だからですよぉ!!



…はい、失礼しました。


正確に言いますとこの世界の瞬間移動とは今居る所と行きたい所、つまりは点と点の実際の距離を1万分の1の距離に変えて繋げる事らしいです。


ですから、現在歩いています。


えぇ、ひたすらに歩いています。



「嬢ちゃん、絶対手ぇ話すなよ?迷子になんぞ」


「迷子?遭難だろ、ここなら」


「いっそシュラが例として遭難すれば良いんじゃないの〜?」


「おまっ…それはないだろ?!」


はい、勿論このメンバーは変わりません。


因みに、全員で手を繋いで居るのでかなりシュールです。


それより私、シュラさん、キールさん、リザイヤさん、の順番で手を繋いでいるのでシュラさんに手を離されると私まで遭難してしますのでそれだけは勘弁ですね。




何故、こんな事になっているかと言うと話は召喚されて全員が揃い、一段落した所まで戻ります。







「それで、城と言いますがどうやって行くんですか?…一応、馬には乗れますが…」


それでも動物と触れ合える所で乗ったあの黒くて大きな馬(ただしゆっくり歩いて決まったコースを進むもの)くらいなので自信はありません。寧ろ皆無ですね。


「馬?そんな戦場に行くようなものには乗らないぞ」


「馬、ねぇ…貴方の所ってよっぽど進んでないのね……」


「馬が良かったのか?移動はすべて魔法なんだが……馬、ウマ……」



……予想が外れていたようです。


そんな可哀想なモノを見る目をされても困ります。一応、近代国家の日本出身の身としては反応に困ります。


本当に困るのでやめて下さい…


あ、と…それよりも、今魔法と言いましたか?

言いましたよね?移動は魔法何ですか?何ですか、ドコ○モド○みたいに化学で証明出来ないようなものですか!?


「……あの、馬より魔法の方が気になるのでそっちでお願いします」


「そ、そうか?なんならよういすr「いえ、大丈夫です」……そうか」


さっきからいい人ですか?


それとも同情ですか?


微妙すぎてわかりにくいのでオカンと呼びますよ?


おっと、話が逸れました。


逸れてる間にもう準備が終わっているようです。今だ早く来いよ、と言いたげな目を向けて来ます。


……シュラさんがこちらに手を伸ばして



え?繋げと?それともさっきポケットに入れた石の事ですか?


どちらもできればお断り願いますね。



「早く、手、出せよ。術使えないだろ」


あぁ、繋ぐんですね


分かってますよ、諦めてますよ。



…イケメンと手を繋ぐとか…夜道に気を付けなければいけませんね、


イケメンは鑑賞用ですよ。普通。






と、まぁ、そんなこんなで歩いています。


歩くと言っても数メートルです。



が、



これには慣れないとまるで風邪引いた状態で車酔いしたのにコーヒーカップに乗った後の様な状態になります。


強制らしいです。



魔法って変な所で不便ですね…



ですがこの世界で暮らしていくんですから慣れないといけませんね、と、あ、やっと、着いたようです。





……城、




城…合ってはいますけど……




なんで西洋風でなく、




日本風なんですか?



ありがとうございました( ´ ▽ ` )

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