表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Dear Heart  作者: 藍原未羽
40/57

Seventh-4




「未音、どうしたの?

顔が青いよ…?」



席に戻ると、茜がすぐに私の異変に気づいた。



「えっと…、…な、何でもないよ…」


「何でもなくないでしょ。

どうしたの?言ってごらん?」



明らかに動揺している私に、茜は優しく聞いてくれたが、私はなかなか口が開けなかった。


すると桃が、私を見つめながら静かな口調で言った。



「未音先輩…、もしかして上杉さんを見ましたか…?」



その言葉でさっきの光景を思い出し、また胸が痛くなる。


そっか…、桃があの時見ていたのは…。


私は一回だけ、首を縦に振った。



「……ハァ」



珍しく、桃が溜め息をついた。



「上杉さん?何で?」


「…茜先輩、あそこ見てください」



1人だけ状況が掴めていない茜に、桃が説明をする。


2人が話していた間、私はずっと、下を向いていた。



大丈夫…。大丈夫…。と、心の中で呟きながら。


何が大丈夫なのか、自分でも分からなくなっていた。



─────……………



夜。



未音、今日はバイト休みだったんだね。


冬哉からの些細なメールを、私は無視してしまった。



「……大丈夫…」



きっと明日には。


明日には、この心のモヤモヤも晴れるはずだから。



「だい…じょうぶ…」



ベッドに仰向けになったまま、私はゆっくりと目を閉じた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ