Seventh-2
「駅前のレストラン?」
「そう!この前新装開店したばっかりの!」
たまたま私と茜、桃の3人が休みだった日曜日。
茜が連れて行きたいところがあるというので来てみれば、そう言われた。
もちろん、桃もいる。
「一週間だけなんだけど、3人以上で行くと20%引きになるらしいの!
オシャレなレストランだし、一回行ってみたいなぁって!」
私が限定好きなら、茜はたぶん割引好きだ。
お得感があるものには飛びつきやすいから。
「まぁ、一度は行ってみたいと思ってたし。
いいよ、行こう」
私がそう言うと、茜はスキップしながら駅前に向かっていった。
桃は小走りで追いかけて、私は後ろからゆっくり歩いていった。
─────……………
「ん〜、どれにしましょう…。
思ったよりメニューたくさんありますねぇ」
桃は「ふむふむ…」と悩みながらパラパラとメニューをめくっていた。
「未音、何が欲しい?」
「……あ、私このハンバーグがいい」
「私は…、どうしようかな…。
……私も同じのにしよう」
「決めました!桃はパンケーキにします!
あんまりお腹すいてないですし…」
「じゃあ、あとは……」
メニューを一通り決めて、私たちは注文をした。
料理がくるまで、まだ時間がある。
「新装だから綺麗だね」
ボソリと呟くと、桃は不機嫌そうに頬を膨らませる。
「でも、昼間だから人多いです…。
…よぉし!こういう時は美男美女探しをしましょう!」
自分で楽しみを見つけようとしたのか、桃は辺りをキョロキョロし始めた。
また始まった…と他人のフリをしようとしたが、私は桃の小さな声を聞いてしまった。
「……あれ…?」




