Seventh-1
─Seventh Time─
「ま、ままま…まじですかぁぁぁ!!」
驚きすぎた桃は、首が千切れるくらいの馬鹿力で私の肩をグラグラ揺らした。
「ま…まじです…、まじですから…桃…、離して…」
「…は!すみません、未音先輩!」
我に返った桃は何度も頭を下げて誤った。
「桃びっくりしました。
まさか未音先輩があの人のことを好きになるなんて…」
「それは私も驚いた」
一緒に話をしていた茜もそう言った。
そして、それは私もだった。
まさか冬哉のことを好きになるなんて、出会った時を考えると信じられない。
「…でもあれですね。
未音先輩が最近輝いてたのって、それが理由だったんですね」
桃が納得したように「うんうん」と頷く。
…っていうか。
「私…輝いてた…?」
そんなに表に出てたのかな…。
「何て言うか……。
そう思いません?茜先輩」
「思うよ。
最近の未音はキラキラしてた」
茜にも言われるんだから、きっとそうに違いない。
私ってわかりやすいんだなぁ…。
「未音先輩!
頼りないかもしれませんけど、桃、全力で応援するんで!
何でも言ってくださいね!」
「私も。未音のためなら何でもするから。
いつでも言ってね」
「うん…。
ありがとう…、桃、茜…」
こういうことを言われると、自分って本当に幸せ者だなぁって感じる。
こんないい友達、めったにいないと思う。
桃…茜…、本当にありがとう。
と、2人のありがたさに感動していたその時、
「あれ?みんな何してんの?」
和聡と泰樹さんがスタッフルームに入ってきた。
「あー!!2人ともダメです!!
今はここ、男子禁制なんですから!」
「はぁ?」
桃が追い出そうとするが、2人はズカズカと入ってきた。
「今は休憩中。
ここはみんなの場所では?」
「うっ…。そ、そうですけど…。
でもですね…!」
泰樹さんに正論を言われ、言いよどむ桃。
私と茜は、そんな桃を見ながら2人で笑っていた。




