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Dear Heart  作者: 藍原未羽
29/57

Other Part2-3




「未音、大丈夫か?」


「………」



反応なし。


ガクッとうなだれて、前を向いて運転に集中することにした。



帰り際に茜チャンが『未音が話すまで何も聞かないであげてください』って言ってたけど…。



「そう言われると聞きたくなるもんだよな、人間って…」



それで思い切って聞いてみようと声をかけたんだが……、ダメだった。



「思ってたよりだいぶ重症だな…。

俺、これどーすりゃいいんだ?」



いい男は、こんな時どうする…?


……まぁ、いくら考えたって、いい男じゃない俺は何も思いつかないんだがな。



「…とりあえず家まで送るか」



それがたぶん、今俺がすべきこと。



「はぁー…」



俺は大きな溜め息をついた。



─────……………



アパートに着く頃には、未音も落ち着いてきたみたいだった。


少なくとも、自力で歩ける程度には。


どーしても心配だった俺は、一言だけ言うことにした。



「なぁ…、お前、1人で大丈夫なんだろうな?」



すると未音は口を開けて、



「うん…。大丈夫…」



と言った。


返事が聞けて、心の底からホッとした。



「何かあったら電話しろよ?」



結果、一言で済まなかった。


俺は未音の頭を撫でて車に戻った。


そして車の中から、一度だけ未音の部屋を見上げた。



─────……………



「もーしもーし」


『……気色悪ぃ。何か要?』


「んな冷たいこと言うなよ、祥吾」



その日の夜、俺は祥吾に電話をかけた。



『毎日会ってるのに何で電話しなきゃいけないんだよ、しかも男と…』



…ちょっとイラッときたわ、今の。



「今聞きたいことがあるからに決まってんだろーが」


『……何?』



祥吾が不機嫌そうに言うから、俺も本題に入ることにした。






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