表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Dear Heart  作者: 藍原未羽
25/57

Fifth-3




「桃、緊急事態発生よ。

今日は和聡が休みだから……、上杉さん呼んできて」


「了解ですっ」


「店長にも説明を……あぁでも、それじゃお店の方が…」


「店の方は俺に任せろ」



茜がどうしようかと悩んでいると、表の方から男の人がきた。


彼は山名(やまな)泰樹(たいき)


一つ年上の、クールなバイト仲間。



「今は客が少ない。

佐川がいれば何とかなる」


「お願いします、泰樹さん。

未音。大丈夫…大丈夫だからね…」



茜の言葉を、どこか遠くにいるように感じていた。



しばらくすると、冬哉が来て、茜と何か話をしていた。


話は全然聞いてなかったけど、冬哉に抱えられて車に乗せられたから、たぶん、送ってくれるんだと思う。



「これ、未音の友達から渡された。

中身は服らしいから、未音が持ってて」



冬哉は私の膝の上に紙袋を置いて、車を運転し始めた。


車の中は、冬哉の匂いでいっぱいで。


すごく…安心した。



─────……………



「なぁ…、お前、1人で大丈夫なんだろうな?」


「うん…。大丈夫…」



帰り道、冬哉が何も聞かなかったおかげで、少しだけ気分が落ち着いた。



「何かあったら電話しろよ?」


「うん…」


「じゃあ、またな」



冬哉は私の頭を撫でて帰っていった。


私は、何も考えずにベッドに潜り込んだ。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ