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Dear Heart  作者: 藍原未羽
17/57

Fourth-3




「遊園地、連れてきてくれてありがとう!

私、今まで来たことなかったから…。

冬哉と来れて、すごく楽しい!

こんなに楽しいの、久しぶりよ!

本当にありがとね」



ちょっと恥ずかしかったけど、冬哉の目を見て言った。


冬哉に、感謝をいっぱい伝えたかったから。



「……あ、あぁ。…うん」



冬哉は、顔を真っ赤にして目をそらした。


ちょっと可愛いかも。


クスクス笑っていると、とある建物が目に入った。



「…あ、冬哉。

私あそこ行ってみたい」


「おばけ屋敷?」


「うんっ」



おばけ屋敷。


一度でいいから入ってみたかった。



「怖くて泣いたって知らねえかんな」


「泣かないもん!」



ぶーぶー言いながらも、冬哉はちゃんとついてきてくれた。



─────……………



「わっ!!」



歩く先を警戒して、一歩一歩が遅くなる。



「だから言っただろーが」



冬哉は、私を置いてどんどん先へ行く。



「まっ…待ってよ、冬哉…!きゃっ」



わぁぁぁぁあ足下から何か出てきたぁあ!!



「うぅっ…」



おばけ屋敷がこんなに怖いものだとは思わなかった…。


よく見ると作り物だとわかるけど、どのタイミングで出てくるかわからないから怖い…。



「……、冬哉のバカァ…。

置いて行かなくたっていいのに…」



私は今いる部屋の隅っこに座り込んだ。


下手に動くよりジッとしてた方が落ち着く。


しばらく丸くなって、5分も経ってないくらいだろうか。



「お前、まだそんな所にいたのかよ!」



先に行ってたはずの冬哉が、帰ってきた。






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