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Dear Heart  作者: 藍原未羽
16/57

Fourth-2




「……!!??」



勢いよく飛び起きて、辺りを見回す。


私の部屋、私のベッド、私の布団。



「……夢かぁ」



夢であったことにホッと胸をなで下ろす。


思い出すと、今でも身震いする。


あの日の桃と、後日の茜を、私は一生忘れないだろう……。



─────────

───────────

─────────────



海の日、当日。



「うわぁっ…、遊園地だっ!」



冬哉と知りあって約2ヶ月。


あの日から冬哉とすごく仲良くなって、2人で遊ぶことも多々あった。


茜と桃に冬哉の事を話してからは、冬哉もまた喫茶店に来るようになって、2人でいる時間がさらに増えた。


大したことじゃないけど、少し前には、冬哉に敬語禁止令を出された。



「はしゃぎすぎ。転ぶなよ?」


「わかってるわかってるっ!」



初めての遊園地で、私はテンションMAXだった。



「そんなに遊園地が好きなのかよ」


「だって初めてなんだもんっ」



私はスキップしながらあちこちを見て回った。




「冬哉!私メリーゴーランド乗りたいっ」


「ねぇ、冬哉!あれ、人がグルグル回って楽しそう!」


「ジェットコースターっ!!」



とにかくもう、楽しそうなものには全部チャレンジしてみた。


私は楽しくて仕方なかったんだけど…



「お前、よく疲れねーな」


「?」



冬哉は疲れたみたいで、置いてあったベンチに座り込んだ。



「…私、飲み物買ってくるね」


「おう」



私は近くの自販機で缶コーヒーを買った。



「はい」



それを、冬哉に渡す。



「さんきゅ」



冬哉は嬉しそうにそれを受け取った。



「……あのね、冬哉」


「ん?」



私は、冬哉の隣に座った。






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