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Dear Heart  作者: 藍原未羽
1/57

First-1


大学生×社会人


が、頑張ります…!( ̄∀ ̄;)




─First Time─



「いらっしゃいませー!

3名様ですね。こちらへどうぞ」


「カフェオレ一つと、イチゴパフェ一つでよろしいでしょうか。

少々お待ちください」


「未音ー!オーダーお願い!」


「はーいっ!」



私、江藤(えとう)未音(みお)、大学一年生。


ただいま喫茶店でバイト中。



「えっと…、5番テーブルにワッフルと、1番テーブルにドリンク…」



ここ、『Dear Heart』は、地元で人気の喫茶店。


大学に入ったばかりなんだけど、家庭の事情で働かなきゃいけなくて、割に合うバイトだったからここを選んだ。


死ぬほど忙しい時もあるけど、その分楽しい。


お客さんの「おいしい」の一言とか、笑顔とか。


それだけで疲れも飛ぶし。



「江藤。

客が少し減ってきたから、お前は少し休んでこい。

後で三谷と交代しろ」


「はい、店長」



店長の指示で、スタッフルームへと戻る。


置いてある椅子に座り、深呼吸をする。



「今日も大繁盛だなぁ…」



従業員6名、アルバイト5名。


決して大きくはない喫茶店だけど、これでも辛かったりする。


人手を増やせばいいのに、今のところ新しく雇うつもりはないらしい。



辛くて大変だけど、笑顔に溢れている。


それが、私の日常だった。


今日も、そんな日常の一つだった。


……はず。



ガチャ、と音がして、スタッフルームに誰か入ってきた。



「はぁ〜…。疲れた…。

未音、代わって〜」


「お疲れ、茜」



彼女は三谷(みたに)(あかね)


大学は違うけど、同い年のバイト仲間。



「…あ、8番テーブルにコーヒー出すの忘れてた。

未音、お願い!」



うっかりしていた茜にクスッと笑う。



「8番にコーヒーね。了解」



私はスタッフルームを出て調理場でコーヒーを受け取り、8番テーブルに向かった。






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