大切な友達
俺---黒金 氷河は高校生だ
友達は---木葉だけだ
俺はどこでもそうなのだろうか
友達は一人だけだと言って---
その木葉を---俺は---
俺は黒金 氷河---高校1年だ
昔から人を殺している
そんな事を言っていいのか分からないが---
俺は---この世にいてはいけない存在だ
---俺は
---友達の木葉を
---*****
*****
今、俺は木葉と公園に来ている
---休日の夜---
「...最近冷えてきたな」
「そうだねー...それはそうと、話って何?」
「...まぁ...あんまり言いたくない事なんだけどな」
「...?言いたくないなら言わなくていいのに」
...俺は木葉に用があって公園に呼び出した
「...その」
「...?」
「お、お前って...好きな奴とか、居るのか?」
「...え?公園に呼び出すから何かと思えば...」
「わ、悪い...最後だから...聞きたくて」
「最後?」
「な、何でもない」
「...好きな人は---居る...かな」
「そ、そうか」
「...それで、それがどうかした?」
「ん...気になってな」
「ふーん」
「...」
「...氷河」
「...?何だ?」
「...公園に来るのに...何持ってきた?」
「...携帯くらいか?」
「...嘘、吐かなくていいよ」
「...いつから...気付いてたんだ」
「...公園で氷河を見てから」
「...そう...か」
「...」
「...お前の家族は...悲しまないのか」
「...家族、もう居ないんだ」
「...そうか」
「...幼い頃に死んじゃって...ある人に引き取られた」
「...引き取った人が悲しまないか?」
「...大丈夫だよ」
「...何でだよ」
「...僕は...普通の人じゃないから...」
「...普通の...か...」
「...普通の人って...どういうのなんだろうね」
「...」
「世の中不景気で...犯罪も増えてるのに」
「...」
「...話、長くなる前に...氷河の用事を済ませた方がいいんじゃない?」
「...そう...だな」
俺はポケットから...ナイフを取り出した
そのナイフを...木葉の首に宛がった
「...」
「...好きな人...教えようか」
「...誰だ」
「...君だよ」
「...」
「...はは、ひくよね...そりゃ」
「...」
「...でも...死ぬ前に言えて良かった」
「...」
「君が僕を殺す理由は...僕が君の障害になるから...」
「...」
「...僕が居ると...君は迷惑だもんね」
「...ああ」
「...君も...僕の事が好きだから...」
「...」
「...君は...僕がずっと犯罪者の自分の事を好きになってほしくなくて...」
「...好きだって分かった時...君は...」
「...」
「...もう...いいよ」
「...分かった」
「...氷河」
「...」
「...」
『さよなら』
俺はその言葉を聞いた後...木葉の首に宛がっていたナイフを...
木葉の首に
刺した
木葉が死んだ事が分かると---
---俺は、泣いた
どうして木葉を殺したのか
自分の事を好きになってくれたのに
大切な友達なのに
どうして俺は---
---殺人鬼なのだろうか
---俺は人気のない所で自殺した
---誰にも気付かれずに
---殺した人物に申し訳なくて
---木葉が---
---死んだあと---木葉が近くに感じて
---俺は
俺は...また泣いた
END
BADEND...悲しい話になってしまいました
木葉と氷河の死
そんな小説を書きたい訳じゃなかったんですけどね...
初めてのBADEND小説、どうだったでしょうか?
不評...でもいいです
小説が少しでも見ていただけるだけで嬉しいので...
それではありがとうございました。




