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力を持ちすぎた人間

黒金氷河はテレビで報道されていた切り裂き魔を殺した。

死体を隠し、帰ろうとした所に白金木葉が現れた。

木葉は

「氷河より僕の方が酷いのかもね」

そう言った。

氷河は疑問に思い、木葉に問いただすが木葉は帰ってしまった。

その次の日、氷河は木葉に真実を聞いた。

俺は黒金 氷河くろがねひょうが、男子で高校生で16歳で殺人鬼だ。


この前友達の白金 木葉しろがねこのはが気になる事を言っていたのでそれを問いただす。


と言う訳で


放課後の屋上


「...あ、氷河...話って何?」


「おぉ木葉...まぁ隣座れよ」


「そうする」


「...」


「...」


「...話って言うのはな」


「うん」


「...この前俺が切り裂き魔殺した時にお前言ってたよな」


『氷河より僕の方が酷いのかもね』


「...言ったけど...それがどうかした?」


「...あれ、どういう意味なんだ?」


「...そのままの意味だよ、僕の方が殺人より酷い事をしてるって事、...殺人の方がだめだろうけど」


「...何したんだ...?」


「...覚えてるか分からないけど、入学式の前にあるニュースが報道されてたんだけど...分かる?」


「...あ、もしかして「犯罪者集団傷だらけで逮捕」って奴か?」


「そう...それね、犯罪者の人達を傷つけたの僕なんだ」


「...は!?まじかよ!?」


「うん、...雫がその人達に捕まってるって聞いて...助けなきゃって思って...」


「...でも、一人で数十人もいる犯罪者を傷つけるのは無理じゃないか?」


「...僕ね、普通の人より力が強いんだ」


「はぁ...」


「それでね、その力で...まぁやっちゃった」


「...お前すごいな」


「それほどでも」


「...あ、折角だからさ、屋上誰も来ないだろうし手合わせしないか?」


「...え?」


「...何だよ、怖いのか?」


「そりゃ怖いよ...君を傷つけないか」


「...ほーう、お前は俺より強いって言いたいのか」


「そ、そういう訳じゃなくて...」


「問答無用!」


俺はナイフを取り出して木葉に切りかかった


「ちょ、危ないって」


そう言いながら木葉は俺のナイフをかわした


更にナイフを持っていない左手を握って


「おりゃあっ!」


俺を軽く振り回し、屋上の床に叩きつけた


「ガハッ...」


俺は背中から床に叩きつけられ、全身にとてつもない痛みが襲いかかった


思わず吐血する程だった


「ご、ごめん!大丈夫!?」


「...お前はこれのどこをみたらそう思うんだ」


「ごめん...立てる?」


「おう...イテテテ!」


「ご、ごめん...」


木葉は、涙目で俺を見る


「俺こそ悪かったな...手合わせしようなんて言って」


「うぅ...」


「はぁ...ま、聞く事聞いたしさっさと帰ろうぜ」


「う、うん」


結局、俺は返り討ちに会ってしまった


まぁ聞く事聞いたしどうでもいいか


そんな感じで、今日も大変な一日が終わった

久しぶりにこのシリーズを投稿しました。

文字数少なすぎでしょうか...でも気にしない。

最近違う小説を書いていたりするので大変です。

そんな愚痴をかましておいて、それではまた次回。

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