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私、食部よう子
時刻はそろそろお昼かという頃、布団から出ずにスマホをいじるやつがいた。
「はぁぁぁぁぁぁぁおなかすいた…」
そうつぶやいたのは、どこにでもいるしがない社会人― 食部よう子。
日々の癒しは漫画を読み漁ること。
そう。ご飯がおいしそうな漫画を・・・!!
「なになにっ!?特大のステーキ丼???こっちはオムライスにハンバーグ!?王道最高!!あっでもまって!!こっちのドラゴン肉もおいしそ~~~。でもトカゲとかと同じ味かな?食べたことないけど!」
ぐぅぅぅぅぅぅ
鳴り響く腹の音。
空っぽの冷蔵庫。
考えた末、よう子は決意した。
「買い出しにいくしかないかぁ。せっかくだしおいしいもの作っちゃうもんね!!!」
こうして漫画に影響されまくったよう子は買い物へと向かうのだが、無事においしいランチにたどり着けるのであろうか。