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腕時計

テーマ:腕時計

・春愁い父の残した腕時計

  大学を卒業した時、小物入れの中にしまい込んでいた古い腕時計を付けた。

  自分には記憶のない、父の腕時計。

  父は遺産も残してくれたらしいし、記憶はないが、写真で顔はわかっている。

  でも……

  就職したときに、父親がいたらどうだったんだろう?

  父がいないことのちょっとした寂しさを感じて詠んだものです。



・墓参り父の残した腕時計

  お盆ともなると、墓参りに行く人も多いはず。

  私の父の記憶はあまりなく、ほぼ写真の中の存在です。

  その中の父の手首にある腕時計が今は自分の手首にあります。

  ベルトの交換はしているので完全に一緒ではないですが、父のことを忘れないためにずっとつけてます。



・錦秋や父の残した腕時計

  就職して数年たったとき、ようやく会社に認められる成果を出せた。

  故郷に残した母に会いに帰った時、真っ赤な紅葉が私を迎えてくれたように感じた。

  故郷に錦を飾るわけではないが、手首にある父とのつながりが自分の支えになってきたように感じた。



・慈善鍋父の残した腕時計

  十数年もたつと、状況も変わる……

  慈善鍋というものを初めて知った。

  この寒い時期にはうってつけのものだ。

  なんで仲間たちは教えてくれなかったのだろう?

  そうすれば父の残した腕時計を売る必要なんてなかったのに……

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