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自殺請負人

ギィィイ・・・・・・


事務所の重たいドアが開いた。

深夜2時。

今日も、「棺者かんじゃ」がやってきたようだ。


「こんばんは。何か用かな?」

奥からのぞくと、女子大生らしい綺麗な人が立っていた。淡いピンクのワンピースが清純さを表していた。

「あの、『自殺屋』ってここですか?」

ウチの店はそんな風に呼ばれているのか・・・。まぁ、仕事柄仕方ないが、あまりいい名前ではないがな・・・・・・。

「名前通り、お客様の『HAPPYEND』をお手伝いする、それが私たちの仕事です。」

業務用の笑顔で接客する。それに安心したように、棺者はため息をついた。


「・・・・・・私、死にたいんです。」

想像通りの言葉に何の驚きもしない。


「では、この書類をお書き下さい。」


今夜も『棺者』が増えていく。



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